悩んでいるというコメントをいただいた。
私は、子供ができたとわかったときに、
一瞬の迷いもなく産むことに決めてしまったので、
コメント下さった方の悩みの深さを察する器もない人間。
でも、そんな私でも、先のことがわからないから怖かったし、
妊娠中には寂しさでメソメソと毎晩泣いていた。
そういう状況になっても、その生き方を選んだのは自分だから
と、翌朝には気をとりなおして、
つわりにも耐え、つわり中にも
来ては帰る彼を見送って寂しさに耐えた。
そして、一人で泣いた。
いや、お腹に子供がいたから、二人で。
そしてまた朝が来て・・・
そういう毎日の繰り返しだった。
そんなだから、
泣き虫が生まれてくるかと思いきや、
夜泣きもなく、スヤスヤよく寝る子が生まれてきた。
同じ境遇の人には、
泣きたいときは泣いて、がんばってほしいなと思う。
堕ろす堕ろさないを、アドバイスできる立場にないけれど
生まれてくる子供に罪はない、
罪は自分、でも罪のない子供を産んだのは自分、
という矛盾の人生。
それも自分で選んだ人生。
堕ろす選択をしたことがないので、堕したその後の人生が
どうなのかはわからない。
子供はかわいい、それだけは確か。
そんなふうに、お返事した。