マウロ君は私のNY生活に最も貢献してくれている心優しいたまらなく愛くるしい子です。
チリのフルブライト留学生としてコロンビアの博士課程に通う彼は、
日本でいう東大をトップ5%の成績で出て現在コロンビア大からも奨学金をもらってるという
ハイパー優等生なんですが、なんかどこか出来杉君じゃない素朴なところが本当に可愛い。
今日作ってくれたのがチリの伝統的なスープで、めちゃくちゃ美味しかった!
そしてまたもちろんチリワインで乾杯なんですが、これがまた美味しい。
このCARMENEREという種類がチリの一押しだそうです。リピート買いします私。


その後ペルー人のこれまたフルブライターでコロンビア大に通うテッシーも合流して
完全に女子会モード。マウロ君があまりに女っ気なく、ナチュラルに女子会になじむので、
おねえなんじゃないか疑惑もずっと消えないんですが、そこは誰もまだ突っ込んでません。
そして、ついに夜は約10年のブランクを経て、-10℃のNYで剣道デビューしてきました!
お世話になったのは、剣心会さん。ここはNYにもう一つある別の大きな道場より人が少なく、
アットホームでなおかつ女性剣士が多い!しかも10年ブランク明けとかザラなので、
とても勇気付けられました。みんなすごくWelcomeして下さって有難い限りでした。
久々の剣道は、道着の着付けが下手だし、素振りでバテるし、思ったように身体動かないし。
でも本当に楽しかった。多分今まで剣道やってきて一番楽しかったかも。
私は小学校1年生で剣道を始めて、高校の部活までやってパッタリ離れたんですが、
大人になってからやってみると、昔よりもっと清々しい気持ちで向き合えた気がします。
何か、「勝ちたい」ってよりも美しい、正しい打ちをしたいと思うようになっていて、
素振り一つとっても昔より気持ちが丁寧だったと思います。
(でも結果としてそれが余計キツイ。)
あと、ちょっとした所作にも礼儀を感じるあの緊張した道場の空気。やっぱりたまりません。
先生の後ろを通るとか、目上の方を上座にとか、毎度相手に礼をするとか、座り方、立ち方…
そういう細かい所に気を使うところから稽古が始まるんだっていうのが、改めて素敵だなと。
約10年振りに試合もさせて頂きました。相手の方は明らかに剣道歴の浅い初段の方だったのに、
年甲斐もなく超必死、全力でやってしまいました…。(当方一応三段なのに)
ただ、昔得意だった飛び込み面が脚力と腕力の衰えで全然ダメで、試合中にド凹みしつつ、
結果として胴と小手で制限時間ギリギリ二本勝ち。。お恥ずかしいなぁ。。
まーーーひどい動きだったけど、久しぶりに聞いた、自分が勝っての「勝負あり!」って言葉、
正直めちゃくちゃ嬉しかったでした。勝ったこともだけど、道場に帰ってきたことを実感して。
この年で戻ってきて良かった。昔とは全然違う剣道の楽しみ方ができそうです。
思いっきり動いて、お腹から思いっきり大声だして、もう既に肩や腕が痛いけど、
今までで一番純粋にもっと上手くなりたい、って思います。(下手になった分…)
今日は見学のつもりだったのに、がっつり仲間に入れて頂いた皆さんに心から感謝です。
そして英語での稽古とか、多国籍の道場とか、面白すぎる!
まずはこの衰えに衰えた脚力をどうにかせねば。踏み込み遅すぎるし、打った後の抜けも遅い。
あと既にもう痛い僧帽筋と三角筋と大胸筋。そして手首のスナップ強化に腕橈骨筋。
全体のバランスと重心移動のスピードアップのために体幹も。そして持久力。と、減量。

よし。学校のジムにちゃんと通おう。タダなんだし。スポ科のハートが疼きます。
剣道は大人になってこそ、色んな意味で楽しめる武道かも。何歳から始めても遅くないですよ。
そして今年の目標は「四段を取る!」です!稽古頑張るぞ!!腱筋できても気にしない!
(勉強も、ちゃんとやりま~す。。)