香瑠鼓のネイチャーバイブレーションな人々 ~夢と勇気と、ほんの少しの奇跡~

香瑠鼓のネイチャーバイブレーションな人々 ~夢と勇気と、ほんの少しの奇跡~

振付家、香瑠鼓(かおるこ)のブログです。
TVCMや映画、音楽、舞台などの振付のお仕事と、オリジナルメソッド「ネイチャーバイブレーション」を使ったワークショップを主宰しています。ワークショップを通して出会ったたくさんの人々についてご紹介したいと思います。




KANさんのPop musicを三年前に振付させていた。
今風の踊りをやりたいとおっしゃって、大変熱心に練習され、撮影本番でも、皆に迷惑かけたくないとずっと一人で練習されていた。ハードなスケジュールの中、ユーモアのセンスは抜群で、楽しみながらまわりを気づかれていた。

ビデオの最後のお葬式の場面も[シャレだよ!]とご自身がやりたいとおっしゃって、私ははじめてのお葬式の場面を振付させていただいた。

サビの振付はポップメーカーのKANさんから、無限大に音符が飛び出す、それは未来に聞いても誰もが感動する永遠の名曲、創り続けるマジシャンのイメージだった。

ビデオ公開当時、曲が素晴らしくかつダンスがかっこいいと、お誉めの言葉をいただき、ほんとに上質なエンターティナーとして踊るKANさんを見て、振付冥利に尽きた。

KANさんは、やまだかってないテレビで私が振付した、やまかつWinkの[さよならだけどさよならじゃない]を作曲された。

シンプルでキュンとくるこの曲に、忘れられない少女の純粋さ、恋への憧れを振付に込めた。大ヒットになった事で私はご恩を感じていたので、Pop musicの振付を頼まれた時は忘れずにいていただき、とてもありがたく光栄だった。

KANさんは新しい曲をどんどん創り続けた。ライブに伺った時、どの曲も魅力があり、情景や想いが空間に出現するなんとも、愛にあふれたシンガーだった。

永遠の名曲で時代を引っ張ってくださった。私達が日常を送る上で、あなたは大丈夫とエールを下さった。

ありがとうございます。
心よりご冥福をお祈りします。