本棚のハバ

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濫読の整理整頓のために……。
twitterでつぶやいているものをまとめました。

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宮内悠介「盤上の夜」読了。
kindle版。
15の時に卒業旅行で行った中国で拉致、四肢を切断されて好事家に身を売る羽目になった少女が、如何に囲碁を覚えてプロ世界を駆け抜けていったか。
表題作含め
囲碁以外も将棋、チェッカー、麻雀、チャトランガと卓上遊戯で括った6つの短編からなるが、最後で全編が繋がる。
勝負事が好きな人ならより楽しめるか、と。


作品




盤上の夜 (創元日本SF叢書)/東京創元社
¥1,680
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¥価格不明
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森博嗣「笑わない数学者」再読了。
題名から推測されるように、笑わない数学者は最後に笑う。
最後に生き残った者が誰かを知りたがるのは凡人や愚者の愚問かと。
はっきりしなくてもすっきりした終わり、と私は感じる事が出来るし、想像の余地があるのは素敵な事。
今夜晴れたら冬空にオリオンを探そうっと。


作品




笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)/講談社
¥730
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笑わない数学者 (講談社ノベルス)/講談社
¥945
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笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)/講談社
¥価格不明
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芦奈野ひとし「カブのイサキ」6巻読了。
噂には聞いていましたが、これで本当に完結?ですか?!
すみませんが、読者への優しさがバファリン以下の説明っぷりです……。
おいてけぼり間がありすぎで、好きなだけにちょっと悲しい。
いつかどこかで補完される事を切に希望いたします。
1巻と6巻の表紙、双子状態も気になります。


作品




カブのイサキ(6)<完> (アフタヌーンKC)/講談社
¥590
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西原理恵子「スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八起き篇」読了。
ちょっと泣いて、元気が出ました。
私、こんなんで、沢山ごめんなさいで、沢山ありがとうで、もうちょっと頑張れるし、なんとかやってけるって思った。
男の人はこれ読んでたまには猛省すればいいと思う。


作品




スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥840
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大崎善生「孤独の森」読了。
角川文庫版になって、「存在という名のダンス」より改題。
裏表紙を読んで想像していたのとは異なるストーリーで、かな~りファンタジー。
道民が読んだら、舞台・北海道の距離感のフィクション過ぎにぶったまげると思う(笑)。
ラスト、余韻のためにもう少し枚数が欲しかった!


作品




孤独の森 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥940
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今邑彩 「よもつひらさか」読了。
12の不思議系不気味短編集。
氏の持ち味満載、新井素子氏が「吸引力がある」と自身のエッセイで語っていたが、そんな感じで且つ万人受けではなく好きな人がハマる感じ。
 私は表題の「よもつひらさか」がニヤリで楽しめた。
一編一編が移動中に読むにはちょうど良い長さでした。


作品




よもつひらさか (集英社文庫)/集英社
¥760
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ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」再読了。
池田真紀子訳、kindle版。
リンカーン・ライムシリーズ第1作目、デンゼル・ワシントン主演で映画化。
何度も読んでいて、ストーリーも覚えてて、当然犯人も知っているのに、何度も読み返してしまう。
シリーズの電子書籍化大希望!


作品


映画


ボーン・コレクター/文藝春秋
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ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)/文藝春秋
¥700
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ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)/文藝春秋
¥700
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ボーン・コレクター(上): 1 (リンカーン・ライム)/文藝春秋
¥価格不明
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ボーン・コレクター(下): 2 (リンカーン・ライム)/文藝春秋
¥価格不明
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藤田和日郎「からくりサーカス」ワイド版20巻読了。
ゾナハ病治療装置「ハリー」を守る攻防戦は大好きなエピソードの一つ。
ジョージや法安、パンタローネ、阿紫花と、皆オイシイ(笑)。
フゥ・インダストリーはしろがねの血液由来でゾナハ病のお薬を作った方が(笑)という突っ込みはなしで……!!


作品




からくりサーカス 20 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)/小学館
¥780
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坂木司「大きな音が聞こえるか」読了。
高校1年生男子がアマゾン川の逆流現象=ポロロッカでサーフィンに挑む話。
私が発展途上系海外に2年半自力で住んで感じた「そう!それ!」が書かれていて、まずそれが嬉しくて、次いでそれをわかりやすい文章に起こすという力量に脱帽。
日本は一度飛び出した方が良い国に見える。
良書、お勧め。


作品




大きな音が聞こえるか/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥1,995
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平岩弓枝「聖徳太子の密使」読了。
聖徳太子の娘が国の未来のために見聞を広めようと男装して西へ旅するお話。
お供は3匹の猫と龍の化身の馬!
氏がこんなファンタジーを書くとは思わなかったので読んでびっくりした。
アジアを旅してインド、果てはエジプトまで、ちょっぴり西遊記っぽくて気楽に読める一冊です。


作品




聖徳太子の密使 (新潮文庫)/新潮社
¥620
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