録画しておいた「Akiko's Piano〜被爆したピアノが奏でる和音(おと)〜」を見た。
原爆も含め、戦時下の悲惨な状況についての生々しい描写はほとんどなく、静かで穏やかなドラマ部分。
それがかえって明子さんと明子さんのピアノをめぐる物語を切なく伝えていた。
町田くんの演じた竹内先生。
優しく誠実なたたずまいは女子学生の憧れの存在としてぴったりで、このドラマの雰囲気にとてもふさわしかった。
召集されて、その後はどうなったのだろうか。
明子さんのお墓の墓碑銘、お父さんが100歳、お母さんも103歳で亡くなられていたのを見て。
おふたりともとても長生きされたのだな、愛娘を亡くしてお辛かっただろうけれど、明子さんの分まで生きられたのだと、少しホッとしたような気持ちになった。