今日読んだ本。
『社長』というタイトル文字だけで、ブックオフで購入。
108円か、200円だった。
一度に大量に買う私は、帰ってきてからじっくり眺めて、『失敗!』
貧乏話や、イジメの話なんて、私だって十分すぎるほど経験してきたし!弟は高校中退だしね。
あーこの手の成功譚ね。
はじめはそう思い、軽く読もうという程度だった。
なかなか共感できない。
読めども読めども、いたって成功して行かず、今時珍しいほどの貧乏っぷりや、著者のダメっぷりにイライラした。

ところが、話は急展開する。
ニートで引きこもっていたときにハマっていたプログラミングのおかげで、就職もし、結婚も果たしてしまう。
つわりのひどい妻のため、これから産まれる子供のために、在宅での仕事をと考えたのが、ロリポップだった。
あれよあれよというまに会社は大きくなり、この本が書かれた2007年は、起業してまだ5年、年商13億。まだ29歳だった。

彼はダメダメだったかもしれない。
だけど、彼のせいではないんだ。
ちょっとのことで、誰もが陥る。私も陥ったよ。
そのちょっとが、何年も何年も、本人をダメ人間から抜け出させてはくれないんだ。
孤独だから、1人でずーっとやってた絵や、プログラミングが、後の彼を助ける。
家族の不幸が、彼を『世間』へ押し出してくれた。
一冊を通して彼の人生をみると、すべての不幸な出来事や彼を取り巻く境遇は、すべて必然にさえ思えた。

ずーっと共感をもてないまま後半になり、3社から資金提供(買収)話が来た時の話は、手に汗握るものがあった。

『社長ってこんな想いするんだな』

読み終えた今思う事。
彼をここまでにしたもの。
それは、彼が求めてやまなかったものなんだ。

私にはわかった。

{993F046A-5AF5-46EF-ADAA-D399F28AF156}