しあわせだなぁ〜をくちぐせに

しあわせだなぁ〜をくちぐせに

アラフォー三児のお母ちゃん。
ある日突然、椎間板ヘルニアになりました。

2023年11月6日(月)

朝6時、わたしはいつも通りスマホの目覚ましで目が覚めた。

(さぁ、2人の小学生と、1人の幼稚園児が起きる前に朝の仕事をしてしまおう。)


我が家は3階建ての一軒家。

その日わたしは、いつもとは違い、3階の子ども部屋で寝ていた。

夫はすでに出勤の準備をしているようだ。

1階の洗面所から、水の音が聞こえてきていた。


実は昨晩、4年生の長男が発熱。

普段は元気な長男が久しぶりに38度を出した。

心配だったので、いつもは別で寝ている長男と久しぶりに同じ部屋で寝ることにしていた。

普段わたしは、畳に敷き布団を敷いた生活。

数年前に大枚叩いて買ったエアウィーブの敷き布団。

硬めで寝心地最高。

しかしこの日に限り、柔らかいふわふわなマットレスに包まれ、朝を迎えていた。


(長男の体調は大丈夫だろうか。

昨日が熱出たから、今日は学校欠席かな。

さぁ、起きよう。隣のベットにいる長男の様子を見よう。)


体を起こし、ベットから両足をずらす。

床に足をおく。

立ちあがろうと腰を屈めた。

その瞬間、、、


ドーン!バリバリバリバリー!!


まさに雷が、雷鳴をわたしの脳内に大音量で響かせながら、左足に落ちたのだ。


あまりに突然だった。

信じられないほどの痛みがわたしを襲う。

そのまま、今寝ていたベットに仰向けでぶっ倒れてしまった。


痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い


顔をこれ以上ないほどしかめ、脂汗が、ブワーッと全身から放出されるのを感じる。


痛くて痛く痛くて、1ミリも動けない。

本当に1ミリも動けない。

た、た、助けて。。。

でも声も出ない。

痛い痛い痛い痛い。

お父さん、いかないで。

助けて。


そしてこんな時も理性が働く。

(大声出したら、長男が起きちゃう。)


とにかく、どうにかして夫を呼ばなくては。

まもなく出勤してしまう夫を呼ばなければ。

やばいやばいやばい


さっき、いつもの朝を告げたスマホを探す。

頭の近くにあるはず。

手が動かない。

顔も動かない。

痛い。痛すぎる。


運良く手がスマホにふれた。

夫に死ぬ思いで電話をかける。

(お願い、出て。。)


夫が気づいてくれた。

心底安心する。

間に合った。


私「動けない。。。」

夫「えっ?」


夫が駆けつけてくれる。

私「動けない。。。」

夫「(無言)」


これを言うだけで私は精一杯。

たぶん、これを聞いた夫はとてもとても怖かったと思う。

何が起こったかわからなかったはず。


私「足が痛い。動けない。」


脂汗をかきながら、死ぬ思いで状況を伝える。


私「せ、せ、背中の、、掛け布団をどかして。」と伝える。

背中には、こんもりふくらんだ掛け布団がはさまっていて、なんとも不安定な状態だった。

それを自力でどかすことは到底無理な激痛。

わたしはへそを天井にし、山のような体勢になっていた。