中国ではこのほど、江蘇省南京市で、たった3元のために街で物乞いをする、ルイ・ヴィトンの鞄を持った少女について、少女が本物のホームレスだったのか、議論が白熱している。新華網をはじめ、多くのメディアが伝えた。
話題の少女は、江蘇省南京市のバスターミナル駅で、電話代や食事代、帰りの交通費として3元(約41円)を求めていたが、高級ブランドのルイ・ヴィトンのバッグを提げているなど、身ぎれいな様子から、「LV(ルイ・ヴィトン)女」、「LVホームレス」などとして、複数のメディアで紹介された。
しかし、少女を取り上げる報道写真のうち、服装などが微妙に変わっていることなどから、インターネットでは、少女が本当にお金に困っていたのかを疑問視する書き込みが後を絶たず、「ヴィトンのバッグ持ってるのに物乞い?」、「売名行為に違いない」、「幼いころから労せず稼ぐことばかりを考えて!」など、手厳しい意見が大半を占めた。しかし中には、「駅前でギター弾いてる人と同じ」、「たった3元のために跪くのはつらいこと」などと少女をかばう声も出るなど、賛否両論は続いている。
少女の行動の真偽は謎だが、中国メディアではこのところ、「イケメンホームレス」や「美しすぎるホームレス」、「美しすぎる飴売り」など、ちまたの「美しい人」を大々的に取り上げる傾向が強い。特に、イケメンホームレスについては、一部で芸能プロダクションが契約に動く可能性もささやかれただけに、中国では今後、世に出るための「話題づくり」として、突拍子もない行動で街をにぎわす人が増えるかもしれない。(編集担当:金田知子)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100406-00000033-scn-cn
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