香り師になって

「あなたのつくりたい世界はなんですか?」

と、ともみさんに質問されて。

最初は何も答えられずにいました。

何度も自分と向き合う中で
ようやく見えたものがあります。

それは…

「うまれてきてよかった」
 と思える子どもを増やしたい

 みんなが
「うまれてきてよかった」
 と思えている世界を作りたい

そんな想いでした。

この想いが出てきたのは、

幼少期に

「わたしなんて

 うまれてこなければよかった」


と思う自分がいたからです。


自分と同じような思いをする子どもが

一人でも少ない未来がいい。


少ないだけでなく、

みんながうまれてきてよかったと

思えていたら最高ではないかと。


この想いを見つけた時に

わたしが保育士になった理由が

わかりました。


保育士であるわたしに

今できることがあると思えたのです。




わたしが保育士になったのは、

当時担任をしてくれた

保育園の先生が大好きで

わたしもこんな先生に

なりたいと思ったからです。



けれど、実際働いてみて、

楽しいこともあれば、

苦しいこともいっぱいあって


仕事と家事、

育児の両立の難しさから

保育士をしている自分が

嫌になった時期もあって、

思い切ってパート勤務に。



それでも、

子どもと関わる時間は楽しくて、

勤務時間も変わったこと、

フリー保育士になったことで

見える景色も変わりました。



どんな時も子どもたちが

「うまれてきてよかった」と

思えるように関わっていきたい。


そのためにも、

もっと保育現場をよくしたい。



保育士が増えれば、

一時的に勤務は助かるかもしれないけれど

続ける人が増えていかないと

今後の未来は何も変わらない。



今働いている保育士さんが

続けていけるには何が必要だろう?


給料?

休み?

人間関係?


いろいろ課題は見えるけど、

わたしが思うのは



心の在り方、自分の在り方



だと思うのです。



みんな日々に追われて疲れている。


子どもは好きなはずなのに、

子どもと関わる時間よりも

事務に追われている。


そんな印象も受けます。


じゃあ、

書類を減らせるのかというと

そうもいかない。


でも、

そこを話し合ってできるだけ減らす工夫。


保育時間内に

終わらせるにはどうしたらいいか。


残業しなくてもできる方法を考える。



最初はそれが伝わらなくてもいい。


それでも、あきらめずに伝え続けていく。


ここの園がよくなることを信じて。

 

保育の中での悩みも、

クラスだけでなく、園全体で考える。


そんなことが

もっと当たり前にできたらいいのに


そんな風に思います。



今までのわたしは


自分ががんばればそれでいい。

その場が丸く収まればそれでいい。


そんな考え方をしていました。


でも、

それでは現状は変わらない。


だから、

現場で一歩勇気を出して

自分の想いを伝えられる

そんな保育士さんが

増えるといいなと思っています。


まずはわたしが今の園でできること、


立場がちがうからこそ、

見える景色、気づくことを

勇気を出して伝えていく。


そんな勇気を出すためには

まずは人を信じること。


自分を信じること。


自分を大切にすること。


香り師で学んでいること

全てが必要になってくると思います。


わたしは

勇気ある1歩を踏み出す保育士さんを

応援したい。支えたい。


そんな思いから、

仕事も自分も大切にできる保育士

うまれてきてよかったと

思える世界を作る

コミュニティを作ります。


この投稿をみて感じたこと、

今の現場で感じていることがあれば、

ぜひ聞かせてください。


あなたと、

あなたと関わる子どもたちの未来が

笑顔で溢れますように…✴︎