奈良旅で最初に訪れたのは
春日大社。
天気の良い祝日、
徒歩で街を散策しながら
大社へと向かう。
その手前に、道祖神の
猿田彦神社があるのを知ったので
まずはそこでご挨拶。
この旅に出る前、
近所の神社でも
ご挨拶を済ませていたけれど
何しろこの旅は
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)が始まり(未読の方はこちらからどうぞ)。
大社に行く
メイン通りから細い脇道に入り、
ついてみると
町中の一角にある
本当に小さな小さな神社だった。
まずはここで
奈良に入ったこと、
石上神宮に行くことなどをご報告。
そしてすぐに春日大社へと向かう。
JR奈良駅から
徒歩で30分くらいだろうか。
道としては本当に
駅からまっすぐ奥に進む感じで
観光客がぞろぞろ歩いているので
迷いようがない。
イケメン阿修羅像のある
興福寺を左手に
まだまだ歩く。
大きな第一鳥居を抜けて
奈良公園に入ると
あちこちに鹿がいる。
気配を消して休む鹿なんて
地面の土色と同化して
時々いることに気づかないくらい馴染んでる。
これなら、わかりやすい
時々思わぬところにいる鹿に
ビクッと驚きつつ、
奥へ奥へと進むと
ようやく第二鳥居が見え、
ここを抜けてすぐ、
横たわる白い鹿の像が迎えてくれる手水舎がある。
春日大社の神様
武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が白鹿に乗って降り立ったことから
奈良公園、春日大社では
鹿は神様のお使いということになっていて
手水舎の白鹿も
なんだか風格を感じさせる微笑みをしている。
ここで手と口を清めたら
すぐ左手にある赤い鳥居の
祓戸神社でまずはお参りをしてから
拝殿(本殿)のほうに進むように
立て看板に書いてある。
待ってました!祓戸神社!!![]()
前回書いたように、
ある意味私のマイブームとなっている
祓戸大神たち。
祓えたまえ、清めたまえと
ここでしっかりお願いしてから
参道をさらに進むとは
予想していなかった。
実は春日大社、
今回参拝したい神社
というわけでもなかった。
有名過ぎて、
観光客が多いのは目に見えている。
そうなると、
ちゃんとした参拝というよりは
観光目的で、
一度は行っとく?
くらいの人たちで溢れていて
空気としても観光スポットとなっているのでは?
と勝手に思っていた。
だから、私も観光のノリで
祝日の人が多い日でも
気にせずここに来ることにした。
が、良い意味で
それが裏切られる。
祓戸神社で祝詞を唱え
参道を歩いていると
クラウンチャクラのあたりが
スースーしてくる。
もしかして祓われてる??
コロナ禍で
例年よりは参拝者が少ないとしても
この規模の神社で
これだけ人が来ているのに
ちゃんと祓われるって凄い![]()
などと一人思いながら
幣殿にたどり着く。
実は奈良の神社って
この祓戸神社というものが
ちゃんとあったりするのです。
今回私も初めて知ったのだが
この後行った大神神社も
拝殿の前にこの祓戸神社がある。
ここ2ヶ月ほど
気になっていた
祓戸神社。
三嶋大社の祓戸神社に行った時、
奈良でも祓戸大神を
お参りすることになるとは全く想像してなかった。
不思議なご縁というか、
導きのようなものを感じるのは気のせいだろうか。
ようやくたどり着いた
幣殿では
次々と参拝客が訪れ
手を合わせていた。
私はこの日
特に予定もなかったので
拝観料(五百円だったかな?)を
払って御本殿のある中へ入り参拝することにした。
ここを巡るのは楽しかった。
神様が降り立ったとされる
御蓋山浮雲(みかさやまうきぐも)の遥拝所の他、
小さな神社が16社もあり、
灯籠も美しく
大杉の奥に控えて見えるのが
御本殿。
すっかり観光気分で大満足。
拝観料が安く感じる。
外に出た後、時間もあったので
この辺りの龍神信仰にまつわる
9つのお社をまわる
水谷九社巡りというのをやってみることにした。
春日大社ではこの他
若宮十五社めぐり
というのもできるのだけど
それぞれ受付が異なるのでご注意を。
*両方とも15時半までの受付
別にお金を払わなくても
どちらも参拝は可能だが、
九社巡りの方は
参拝受付をした人だけが通れる道というのが
途中に出てくる。
社を参拝する際、
御祈祷所で祈願を書いたお札を神様の前に置いて
祈願をし、
終わったら
またお札を手に取り次の社へ向かう。
これを九社行う。
全部巡ったあとは
受付をした御祈祷所で
お札の一部を丸くくり抜いて
お守袋に入れて
いただけるというシステムになっている。
まず最初の
総宮神社で手を合わせて
九社巡りをさせていただく旨の
ご挨拶をし始めると
日差しが急に差し込んできた。
大体こういうのは良いサインなので
ありがたく受け取って
次の一言主神社へと参拝する。
そして再興された龍王社。
参拝と言いつつ
途中からはすっかりお散歩気分。
4社まわったのち、
先ほど書いた
九社巡りの人のみが通れる
プチ森林道コースにやってくる。
この日は誰もおらず、
清々しい空気を吸いながら
木々の小道を抜け
車道を渡り、
ちょっとした
オリエンテーリングのような気分になりつつ、
4つの社をお参り。
そして
一番離れている
最後の船戸神社に着くと
小さい社の周りにある囲いの中に
1頭の鹿がいる。
鹿だけで満員状態くらいの狭さなのに、どうしよう。
ちょっと邪魔なんだけど、、![]()
と一瞬思うものの
あ、違う
ここでの鹿は神様のお使いだった![]()
ということは
ここは神様のお使いの鹿様が
最終の社で私を出迎えてくれた![]()
という解釈にしなくちゃ
ダメなんじゃないの?
と無理やり思い直し、
鹿様が少し端に寄ってくれた隙に
囲いの中に入りお参り。
手を合わせお参り始めたら
鹿様はすんなりと外に出て行かれた。
全てお参りを済ませ
受付をした御祈祷所へ戻る。
お参りの際に持ち歩いた
札の一部を丸くくり抜き、
御祈祷所でいただいたお守り袋の中に入れる。
そして、九社巡りの
御朱印をいただいて終了。
御本殿と九社巡りだけでも
じっくり巡ると
それなりに時間が経つもので
少し急ぎ足で
夫婦大国社のある方へと進む。
で、お参りして見て思ったのだけど、
私は龍に馴染みがあるから
こちらの九社巡りを選びましたが
若宮十五社巡りの方が
一般的には馴染みのある神様、
そして金龍神社なるものもあって
尚且つ敷地がコンパクトなので
お参りしやすい。
もしもこれを見て
お参りに行かれる際は
大社にあるパンフレットをいただいて
検討してくださいね。
九社めぐりは九百円、
十五社巡りは1500円だったかな。
違いは
もちろんお参りする神社そのものが違うのだけど
十五社の方は
立ち寄ってみると、
各1社ずつ木札を一枚供え置き
お参りするようだった。
つまり最初に
全部で15本いただくのかな、札を。
こちらは夫婦大黒社で受付していて
大黒社には
参拝、祈願した
有名芸能人の杓子(しゃもじ)が
壁にたくさん飾ってありました。
日本で唯一、
大国主命と
須勢理比売命(すせりひめのみこと)
のご夫婦をお祀りしている社で
かなり趣のある造り。
なんとなく
田舎のおばあちゃん家
に来たような
どことなく懐かしい感じがするのは私だけかしら。
若宮のこの辺りは
幣殿あたりとは雰囲気が全然違うので
せっかく春日大社に行くなら
ここまで足を伸ばしたい。
私も次はもっとゆっくり
この辺りをお参りしたい。
水谷、若宮のお宮巡りは
それぞれ30分くらいはかかるので
春日大社を
しっかり回ろうとするなら
2、3時間〜の余裕を見た方が良さそう。
参道から幣殿までの距離も
それなりにあるので
鹿と戯れつつ
のんびり歩いていたら
半日近くはここで時間が経ってしまいそうな気がする。
私はこの後
興福寺に立ち寄り
お線香を買い、
ならまちをお散歩。
小さなエリアに
町屋なカフェやお店が並ぶので
散策に持ってこい。
それにしても。
春日大社で
クラウンの浄化を
していただいたことが
この後に繋がっていくことになるとは
思ってもみなかった。
春日大社って凄い。
行く際は祓戸神社で
ちゃんと祓ってから行くべし、
と強く思う。
そして翌日は
いよいよ本丸の
石上神宮へと向かうのでした。
P.S.
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