やりきるって大事。
やりきると次に行ける。
やろうかなと思うことを実際やってみる。
自分が納得するまで。
他人から見てどうとかじゃなくて
自分が納得すればいい。
私は何年もの間、
音楽から離れていた時期があって
その間、音楽を聴くことすら
できない時が続きました。
心身のバランスが保てず、
病んじゃった時期。
好きで始めたことを
嫌いになって終わりたくない
それだったら音楽からも
少し離れてみようって思いました。
結果的には病んだことで
セラピーやヒーリングを学ぶきっかけになったわけですが
音楽に戻ってわかったのは
戻らないでやめるのと
一度戻ってからやめるのでは
全く違ったであろう、という思い。
去年、10年ぶりに東京でライブをやりました。
本当に暖かい空間の中で迎えてもらって
言葉で言えないほど幸せでした。
以前の私はライブが
そこまで好きじゃなかったこともあり、
音源を作るってことを自分の中心にしてた。
だけど去年、初めて
自分の中でのプライオリティにおいて
ライブが制作を上回りました。
これはあの場に来てくれた
皆さんのおかげです。
だから今年もライブをやろうと思えました。
そして
そのあと思いました。
音楽に戻らないまま
やめなくて良かったなぁって。
浅田真央ちゃんの気持ちがちょっとわかった。
真央ちゃんはオリンピックの後
一時、お休みして
現役に復帰してトライした。
そして引退しました。
その時、もう十分やったって顔をしてた。
スポーツ選手がよく言う、
オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない
と言うセリフ。
そう言うものかなぁ
と思っていた私でしたが
その気持ちがようやく分かった。
結果的にオリンピックに出れなくても
チャレンジして自分が納得したらもういいんだと思える
その感覚こそが自分の中で自信になる。
自分が納得して止めるのと
どこか中途半端なままでやめるのじゃ
絶対に違う。
後々、あの時もうちょっとやってたら
どうだったんだろうって絶対に思う。
真剣にそれをやってたなら尚更。
音楽に戻るか否か
何年も引っかかってて
自分にやって来た直感とともに
いざ戻ってみたけれど
最初は自分が選んだ道が正しかったのか
考え込む時もありました。
それでも昨年、
そして今回の20周年のライブを終えて
あのままやめないで良かった
今後のことはわからないけれど
今はそう思います。
思い残すことがない
それが理想。
人生も。
だから、これからますます
そう言う生き方をしたいと思っています。

