2011年になってから、漠然と『戸隠に行きたい…』
と思っていた所、友達が一緒に行ってくれる事になり、
急だったのですが「宿が取れたよ
」と連絡があり、その2日後、戸隠へ。
1泊して次の日に戸隠へ向かったのですが、
あいにく2日前に雪が降ったお陰で
「奥社は行けないと思いますよ

」と宿で言われたものの「行ってみなきゃわかんないよねー(*^▽^*)」と呑気に出かけた私たち。
地元の人が言うのはやっぱり正しかった…
ということを後々知る事に
戸隠に着いた時、あたりは雪がガッツリと積もっていました。
で、早速私の念願だった
『雪の上に仰向けに大の字でバッターんと倒れる
』と言うのをやりまして↓ これやるの夢
だったんです

自分の型を戸隠に付けたあと、宝光社へ。
石階段はもはや直滑降ができそうな雪の1枚板。
階段の段差なんて消えています

お参りするには
勇気ある先陣が付けてくれた足跡をたよりに階段を上るしかありません。
階段の手すりをまるでロープのように両手でしっかり掴んで
1歩ずつ上りました。
これは上りきった後、下を撮影してみました。
ロッククライミングか?
というほどの緊張感で、足が滑らないように歩幅の狭い石階段を慎重に上りきると宝光社が↓
で、閉まってます

その後、中社に↓
ここのおみくじは生年月日を告げて1人1人貰います。
中社は守り杉がありまして、なかなか立派です。
ここは参拝者がわりといました。
次は大事な奥社へ。
実は中社から車だと近いのですが、
雪のせいで入り口を見逃し、どんどん進んでしまった私たち。
引き返したらやっぱり通り過ぎてました

雪に埋もれた案内板↓
↑写真横向きで直りません、ごめんなさい(T_T)
で、ここからが本当の戦い(?)
この門↓を通り抜けた参道はまるで別世界でした。(これまた横向きすいません)
真ん中に黒く見える、小さい人がいるの分かりますかね?
このくらいの大きさです、人なんて。
もの凄い巨大木が参道に並んでいます。
参道もこのように大雪で埋もれてまして、道なんてないので
先陣たちの足跡がたよりです

この参道を進む途中、すれ違う人たちは
「大丈夫ですか?」と声を掛け合ったり、
奥社へ向かう人、帰ってくる人が互いに道を譲り合ったりしてました。
日本人ってやっぱり優しいなぁ

そう何度も思える良い経験でした

が、道中は悲惨
で、底がつるっ
としたブーツを履いていた私はちょっとした上り傾斜でも滑って前に進めない
汗だくにはなるし
、まるでマラソンしてるように息はあがるし
何度も『引き返したい、引き返そう
』と思いつつも先を行く友達を見ては、頑張り続け

門から歩く事1時間くらい、見上げると先にたどり着いていた友達の姿が!
やったー!!着いたのね!!!ヾ(@°▽°@)ノ
でも、なんか友達の様子がおかしい。
「ん?どうしたの?」
「かおりちゃん、無理だと思うよ…」 と、友達。
最後の一歩を振り絞り、傾斜を上って奥社が視界に入った時、
私は思わず身体の力が抜けてしまいました。
小さな宮はその半分くらいまで雪に埋もれ、
神様の祠の扉は閉まっており
そこへ降りる階段も雪に埋もれて
到底私の靴では降りられない

あー…( ̄  ̄;)なーるほど
あたし、いったい何のためにこんなに頑張って
何度も転んで革の手袋はびしょびしょになって…
そう思ったのもつかの間、
なんだか思わず笑い出しちゃいました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
宝
を探し求め、長い旅を続け、ようやく見つけた
たどり着いた
と思ったら、その宝箱は空っぽだった

まるでそんな気分だったんですよねー。
帰り道はもうヤケになって
お尻ついて傾斜面を滑って降りたりしてましたよ(^▽^;)/
だって恐る恐る降りるより、滑った方が早いんだもん

それでも、風で粉雪が舞う参道は神秘的で
この時しか見れない景色を見れた
と思いました。
「これで(神様が)いないっていったら、嘘だよね」
そんな事を言いながら、静けさに包まれた荘厳な参道を帰って来ました。
返りの新幹線は爆睡でした。
人間、本気で疲れると寝れますね(^_^;)
奥社では神様と対面できなかったけれど、
この時しかできなかった貴重な体験ができたお陰で、
大変だったけど、行って良かったなぁと思っています。
日本人の優しさにも触れられましたしね。
今度は気候の良い時に参拝したいです

最近は凄く込んでるらしいのですが、
一度は訪れる価値のある神社だと思います。
奥社&九頭竜社は是非

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