昨年12月初旬に脳梗塞で旦那のばあちゃんが入院した。
初めの2カ月は地元の県立病院に。
その後は老人専門の民間の病院に移された。
左半身にマヒが出たが頑張ってリハビリしていた。
お盆には日帰りだけど一時帰宅。
リハビリが順調なら8月いっぱいで退院。
そんな状況が一変。
おとといの朝当たり返し。
またの脳梗塞。
同じような個所に脳血栓。
右に影響でなくてよかった・・・?

今日の昼、旦那から。
「やばいらしい。」
「どんな?命に?」
「いいや。認知・・・?」
「病院にはいつ行く?」
「日曜日の稲刈りの後。」
「いいの?近くにいるのに万が一間に合わなかったりしたら?」

夕方旦那が病院に行くとメール。

その後
「来るか?」

なのに私はお客様との約束が長引き・・・。

昼間息子に連絡した。
「時間あるなら行ってみて。」


休みだった息子は彼女を連れて病院に。」


「どうだった?」
「だめ・・・。声かけて反応はあるけど俺の事わからなかったみたい・・・。」



結局、私は今夜行けなかった。
帰宅するとまもなく旦那も帰宅。

「どうだった?」

「意識はあるけど・・・。俺のことはわかるけど・・・。
なんか幻覚があるみたいで。
タオルをみて「香ちゃんか?」って声かけていた・・・。」

私の知ってる限りで一番の善人。
私の連れ子を本当の孫のように接してくれた人。
意識もうろうとした状況で私の名前を呼んでくれた・・・。

私はなんて情けない人間なんだろう。

仕事を優先してしまった。
旦那に意見言える立場じゃなかった・・・。
明日、お客様との約束の時間をぬって会いに行こう。

ちびが・・・。
号泣しながらこう言った。
「ばあさまがみーのことわすれていたらどうしよう・・・。」

9歳の孫が見舞いに行くたび、ばあちゃんの入れ歯を洗っていた。
「そんな子供に育ててくれてありがとう」と言ってくれた。
違うんだ。
ばあちゃんを思いやる子供に育てたのはばあちゃんなのだ。

私はまだまだばあちゃんに恩返しできていない・・・。

私の契約を「同級生」だという理由で取り返そうとした先輩のことで
何日の腐っているようなくだらない人間なのだ。
ばあちゃんにたいして恥ずかしい。
あんなに素晴らしい人にかかわっていたのになんてばかなんだろう。

だから私はだめなんだ。
だから私は負け犬なんだ。逃げてばかりの人間なんだ。

今夜は泣けて泣けてしょうがない・・・。