夕方4時過ぎ。
一度帰社した息子がバタバタと出かけようとしていた。
「○○さん。引継ぎが出来てないので時間を取って下さい。」
「ん~。むずかしいな。」
「5時過ぎには帰ってきてください。」
「ん~。5時半・・・。」
「待ってますから。」
何言ってんだこいつ?
別に自分で出来るならいいけど。
社長。
「○○は?引継ぎしたのか?」
「まだです。」
「じゃあ自分で銀行に行って教わるから良いんだ!!」
「5時過ぎには戻るというので。」
いちいち口出すなってんだよ
何で自社の仕事なのに銀行で聞くんだ?バカか?
で、5時半前。一通り記入例やまとめた書類を渡しとりあえずの引継ぎをした。
あとは勝手にやれ!!って感じ。
最後に言ってやった。
「これだけは○○さんにも聞いてていただきます。
これが有給休暇の管理簿です。
おいちゃんはこのとおりになってます。
本人にも話してますが、有休取る時は私のを参考にしてといってます。
これが私のです。
私は39日捨てて辞めます。
新人さんも半年経過し、この日にちが来たら有休が発生します。
ちなみに、ここからの話は万が一ですが、
万が一おいちゃんが退職する時に、有休消化してから辞めたいといった場合、
残日数休んだ次の日が退職日になりますので、請求されたら与えてください。
それが世の中の基本です。労働基準法で認められた労働者の権利です。」
言ってやりましたよ。ふてくされてましたけどね。
「あと、自宅からもってきていた掃除機と鉛筆削りはそのまま
置いてゆくのでお使いください。」そういいました。
で、いざ帰る時、みんなに頭を下げて挨拶しました。
「長いことお世話になりました。皆さんも体を大切になさって
お仕事がんばってください。」って。
息子。歩きながら「はぁ」って聞き流す感じ。
他のふたりは外まで見送ってくれました。
で、あえて菓子折りは準備しませんでした。
どうせ社長が自宅に持ち帰るんだしね。
そうして私のこの会社での幕が降りました。
なんともおさむい会社です。
新人さんからメールが届きました。
パニックになってる。
とりあえず電話で指示しました。
彼女だにけは対応します。娘と同じ年。
放っては置けません。いずれ彼女も辞めるつもりとのこと。
手続きは教えたいと思います。
こんな会社の犠牲にはなるべきじゃない。
その前に、現状維持の難しさに社長が気付くのか?
午前中は銀行手続き、駅に行って定期券購入。
郵便局に行って健康保険の任意継続書類発送。
駅近くの駐車場の契約。そして美容院に行き髪を切ってきました。
新しい仕事の準備はしたよ。
次は与えられたテキストをこなし、本を読まなきゃ。
吹っ切れてよかった。
皆さんに背中を押されてよかった。
本当に良かった。
最終日。ますますがっかりさせられ、母にも家族にも
「本当に辞めて正解だったね。」って言われた。
私一人ならまだまだ悩んでいたかもしれない。
こうして、この場所で悩みを吐き出すことで、
皆さんに支えられて今日という日を迎えられた。
私のブログ。
先日初めから読み返した。
ハムちゃんずのことより、会社の愚痴が多かったのにびっくりした。
どんだけ病んでいたのかと・・・。
ありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします。