ナポレオンが好んだ香り


フランスのナポレオン軍が、ドイツを占領し
持ち帰った香水『ケルンの水』

現在でも「4711」という名前で売られています。

 

*ケルンの水のお話
最古の香水「ケルンの水」がオーデコロン「4711」になるまで。
詳しくはこちらをご覧ください。

 

最古の香水といわれる「ケルンの水」ですが

古めかしいイメージとは違って、

 

柑橘系、ラベンダー、ローズマリー、ネロリ...と
時間とともに揺らいで、なんとも清々しい香り。

 

ナポレオンは「ケルンの水」に魅了されていた

ようで、

 

「毎朝一瓶、頭から振りかけていた」

という逸話が残っているほど。

 

また、それだけでなく、
妻のジョセフィーヌにも強要して、

自分と一緒のときは、この香りを必ず

使わせていたといいます。
 

 


 

 

  ジョセフィーヌは麝香好き

 

ナポレオンが好んだ香り「ケルンの水」ですが、

 

ジョセフィーヌは実のところ、
この香りがあまり好きではなかったようです。


彼女が愛用していたのは「麝香」の香り。

 

柑橘系とハーブで構成されたケルンの水は

『さわやか』『初々しい』といった香りの印象

ですが、

 

麝香は正反対の「妖艶さ」がある香り。


きっと、物足りなかったのでは...と想像します。

 

 

  麝香は動物臭

 

麝香(じゃこう)別名ムスクは、
麝香鹿のオスの生殖腺(香嚢)の分泌物。

「麝香」という文字が表すように、
鹿が目的のものに命中させるために”射る香り”


つまり、オスの麝香鹿が発情期にメスを惹きつけ
縄張りを守るために発している香りです。

香嚢じたいの匂いは、

鼻を刺すような糞尿系の匂いで、

とても嗅いでいられない刺激臭ですが、

 

これを1000分の1以上に薄めると

官能的な香りになるので、昔から香料として

人気がありました。

 

 

  ナポレオンは麝香が嫌い

 

ジョセフィーヌは、ムスクを身にまとうだけでなく
パリ近郊のマルメゾンにある邸宅内も蔓延させ、
ムスク嫌いのナポレオンを悩ませていたといわれます。

苦手な香りと、好みの香りが、夫婦で真逆とは
う~ん...お察し申し上げる(笑)

この邸宅についたムスクの香りは、死後40年後に
ペンキを塗りなおしたときも香っていたとのこと。
 
 
ナポレオン気分を味わいたい時に「4711」
ジョセフィーヌ気分を味わいたい時に「ムスク」
なんてどうでしょう♪