面白いし、ページを捲る手は止まらないのですが
心に重く残りました。

「人間の条件」の意味合い・・・少々つらいラストです。

ミステリーとして面白くも読めますが

地下鉄サリン事件とは、オウムとは何だったのか?
改めて考えてしまいました。

オウムも最初はカルト集団なんかじゃなくて
ただの純粋な(?)宗教団体だったのかなぁ。

それがひとたび異常な方向に向かってしまうと
洗脳された人たちの集まるカルト集団になってしまう。

そこから逃げ出そうとすれば、監禁され、
毒ガス人体実験の道具にされ
挙句の果てには殺されてしまう・・・

どこからどこまで事実なのかは分かりませんが
カルト、洗脳の恐ろしさをひしひしと感じました汗


人間の条件 (上) (幻冬舎文庫)/森村 誠一
人間の条件 (下) (幻冬舎文庫)/森村 誠一