※あくまでもわたしの感想です


今日初めて、西村京太郎さんの本を読んだ。
「スーパーとかち殺人事件」というもの。

読み始めてすぐ、びっくりした。
このお方、句読点の「、」が異常に多い!!
非常に読みづらいのだ。

こんな事は初めての経験。
あまりの「、」の多さに、息が苦しくなってくるのである。
一体どれだけ「、」が多いのか、一文を紹介してみる。

犯人は、あとから、多分、車で、到着したのだ。

ただ、約束の場所で、会った時、野口と、小田切は、犯人を、
ののしり、これ以上、ゆすれば、警察に、何もかも話すと、いったのではないか。

この、多過ぎる、句読点に、いちいち、区切られ、遮られ、
読んでいると、何故か、息苦しく、なってくる。(真似)

最初から最後まで、この調子なのだ。
西村氏の癖なのだろうか。

ちなみに、この疑問はわたしだけなのか?と思い
「西村京太郎 句読点」でgoogle検索してみたら
同じように思う人が沢山いるらしい事が分かった。

ストーリーの面白さも普通だし、心にくるものが全くなかった。

例えば森村誠一さんや笹沢左保さんのミステリーものは
読み終わったあとに感慨深い思いが残り
余韻に浸る事も多いのだけれど

今回の西村氏の本には全く何も残らなかった。
ただ淡々と進み、淡々と終わる。
登場人物も、全く印象に残らない。のっぺらぼうの印象だ。

2時間もののサスペンスドラマに使うには
確かにちょうどいいのかもしれない。