江上剛さんの「異端王道」を読みました。
長期融資銀行破綻、新興銀行としての出発、再生までの物語。
・・・あれ?それってもしかして?
そうです。
この小説は新生銀行をモデルとしたもので
小説というよりもドキュメンタリーのようであり、
ノンフィクションに近いお話です。
新生銀行だけでなく、五菱銀行とか、四井住倉銀行とか
コスモバックスとか(スタバの事)東日(日東紅茶)とか
モデルは色々出てきます 笑
新生銀行はどのようにスタートし、作られていったか・・・
その過程・実情を知る事が出来、とても面白かったです。
ここまで革新的な事が出来たのも、外資だからだったんだなぁ。
わたし自身・・・新生銀行の口座を作ったのは二年前ですが
(わざわざ記事書いてます(笑)→☆
)
日本の銀行ではあり得ない
土日・夜間営業、24時間入出金無料、
他行への振り込み手数料無料(←現在は条件により変わっています)
・・・というサービスには驚き、
何と素晴らしい銀行でしょうと嬉しく思ったものですが
顧客第一の徹底した理念や行員達のそれまでの苦労を知り
本を読みながら、胸が熱くなりました。
この本が発行されたのは2005年ですが
今読んでも・・・いや、今読むからこその面白さです。
リーマンにも融資していた新生銀行。
金融危機により経営環境も一変してしまい
2010年夏にあおぞら銀行との経営統合を目指しているようです。
去年の冬、ボルテ社長の退任に伴い再登板した八城社長。
本のお陰で、すっかりファンになってしまいました☆
あまりにも素敵な社長なので調べてみたのですが
やはり八代社長がモデルとなっているようで、ちょっと感激です
余談ですが。
前の会社のボスは長銀出身のオーナー社長でした。
長銀時代のお話はTVインタビューで拝見した事がありますが
あの頃にこの本を読んでいたら
色々とお話を聞きたかったなぁと思いました。