子供 | 香の気持ち

子供

昨日書いたことから、子供つながりで思い出したんで書きます(笑)。


以前、子供に英語を教える仕事をしばらくやってました。

下は3才から上は中1まで。


低年齢のクラスは、歌って踊って体動かして、の世界す(笑)。

何せ、集中力が3分しかもたないと言われている年齢層なんで、

たくさんネタを用意しなくちゃならなくて、準備にも時間がかかるし、

レッスン中のアクシデントも山もりでした(笑)。

一クラス8人だったんですが、

何か急に「ケポっ。」てはいちゃう子とかいたりすると、

一人に集中しちゃうと、その他のみんなが大混乱になるので、

関連して「yellow!」とか、

「ちょっと違うけど、ゲリはdiarrhea(ダイアリーア)だよ~。」とか、

若干意味不明なフォローをしつつ対処します(笑)。

でも子供たちは、嬉しそうに、「yellow!」とか「diarrhea!」とか叫んでるので助かります(笑)。


もうちょっと上になると、私と妄想力を共有できるようになってくるので、

嬉しかったです(笑)。

ゲームなんかもたくさん考えましたよ~。

楽しく英語が覚えられるようなもの。で、面白いもの。

まあでも、これも、いざやってみると全然受けなかったりするので、

ゲームの事は四六時中考えてましたね(笑)。


子供って、エネルギーの流れが非常にわかりやすいというか、

期待とか嬉しいとか楽しいとかってのが、ダイレクトに伝わってきますよね。

逆に、つまんないとか飽きた~ってのもストレートに伝わってくるんですけど(笑)。

私は、とにかく全員に、「楽しかった~!」て帰ってもらうことを一番大事にしていました。

「ここ」以外の場所では、もしかしたらイヤな事やツライことがあるかもしれないけど、

この時間だけは絶対!って感じでした。

で、来る時はみんな、期待に胸ふくらませて来るので、

こっちも、めっちゃ真剣す(笑)。


でもたまに、エネルギーがストレートに出てこない子もいるんですよね。

何かが滞らせてるんです。

年齢的なものもあるんですが、自信のなさや不安なんかの場合は、

クラスメイトに働きかけることによって、じょじょに解消されます。

絶対にバカにしない!とか、ちょっと待ってあげる。とか、

できた時はみんなで喜ぶ!とか、いろいろルールを作ってました(笑)。

伏目がちだった子の目が輝いてくるのが、すご~く嬉しかったです。


でも、それでも私には解決してあげられないことも、たくさんありました。

やっぱり家庭の事情ですよね~。

お家の方と電話でお話したりするのですが、

やはり親御さんに私の考えをおしつけるわけにはいかず、

親御さんにも親御さんの事情があり。

でも、子供は私に期待してしがみついてくるのがすごくわかるんです。

期待させてつきはなす感じがして、

それなら最初から期待させない方がいいのかな~、と考えたりもしました。

でも、ストレートにエネルギーが流れる回路を作ってあげれば、

強く自分の足で立って歩いてくれるんじゃないかと信じて、そう願ってました。

小学生には酷なことだったでしょうけど。


まあ、高学年になってくると、いろいろ難しい質問もしてきます。

「なんのために生きてるのかな~。」とか。

この質問にも、私はうまく答えてあげられなかったですね~。

何か今でも、どう答えたらよかったのか、考えてる感じもします。


この仕事は、かな~りキツかったけど(笑)、

すご~く色々学ばせてもらいました。

私とかかわってくれた子供たちに感謝です。

みんな今はもう、大人になっているんですよね~。

みんなの涙や笑顔を思い出すと、

何だか今でも泣きそうになりますよ(笑)。

みんな幸せになってますよ~に。