何度もやろうと思っては諦めているゴルフをやってみたい。
私の父は若い頃、プロゴルファーを目指していた。
ゴルフ場に住み込みで働き、練習をしていたそうだが、プロでやっていくのは無理だと諦めたようでゴルフ自体も辞めてしまった。
なんとも潔い。
ただ、その夢を私で叶えようとしていたときがある。
私は身長が高く、スポーツ向きの体格をしている。
運動神経も良い。
中学二年生の頃、打ちっぱなしに何度も連れて行かれた。
ゴルフクラブを握る手や、足の位置など独特なフォーム。
打つのが難しかったが、たまに飛ぶとすごく嬉しかった
でも、中学二年生の私は、女子プロゴルファーに全く憧れが持てなかったのだ。
昭和〜平成初期の女子スポーツ選手は、どんな競技でも女性らしさを出してはいけないような雰囲気があった。
誤解があってはいけないが、中学生の私にはそう見えた。
「日焼けをしたくないからゴルフはやらない」
そう言って、父とのゴルフ練習はあっさり幕を閉じた。
父はがっかりしたことだろう。
今になって、「あの時からゴルフをやっていれば…」と思うことが多々ある。
仕事でゴルフに行くのは楽しそうだし、いつも遊んでいる友達とは違った付き合いができそうだなと思う。
なによりも、健康的に見える。
最近、スマートウォッチで健康管理し始めたからか、再びゴルフに興味を持ち始めたのだ。
ゴルフをやりたいというよりも、お天気の良い日に健康的にゴルフ場を歩きたい。
「林間コース」「アップダウン」「吹き抜ける爽やかな風」
どれも気持ちが良さそうだ。
コースの脇あたりで、おにぎりを食べたい!とピクニック的なことすら考えてしまう。
近くのゴルフ場を調べると、ビジター単独での予約は難しく、メンバー同伴でないと入場できない。
メンバー同伴だったとしても、平日で26,000円以上かかる。
ゴルフコースを歩くという目的は達成できないな。
そう考えているときに、近くのゴルフ場で女子プロゴルフの大会があることを知った。
全くゴルフの知識がないし、選手もわからない。
父を誘ってみたが、18ホールはもう歩けないという。
(私がもっと早くゴルフに興味を持てれば、一緒に歩くことができたのに…)
チケット代は6,600円。
ビジター料金よりも約2万円安い!
ゴルフ場を歩くチャンスだ!
ということで、一人で観戦したのだ。
ゴルフコース散策はとーーーっても気持ちが良かった。
お天気が良かったこともあるが、歩くだけでこんなにも楽しいのかと。
とにかく空気が美味しい!
ものすごいリフレッシュ感!
プレーをしながらならもっと楽しいのだろう。
女子プロゴルフの推し活もわかった。
選手の名前が書かれたタオルを広げ、静かに見守る。
打った後に「ナイスショッート!」と拍手しながら声を出す。
選手と一緒に18ホールを回る。
なんて健康的な推し活なんだ!
宮里藍さんあたりから、女子プロゴルフの雰囲気が変わったように思う。
今の女子プロゴルファーは、メイクもかわいいし、ウェアもかわいい。
ゴルフ楽しそうだな〜。
50歳目前で、再びゴルフをやってみたくなった。
「日焼けをしたくないからゴルフはやらない」
そう言っていた中学二年生の私よ。
今のあなたは日焼けでできたシミに悩まされているよ…。




