colorful life 〜彩ある生活〜

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hsp、過敏性腸症候群、不登校、これまで経験した事をつぶやいていきます。

好きな事、アクセサリー作り、天然石、かぎ針編み

TCカラーセラピー勉強中です!

ある年の5月、姉妹のグループLINEから母の調子が思わしくないとの連絡が入りました。


1年前から母は原因不明の神経痛に悩まされていたのです。


大きな病院を紹介してもらい行っても原因は分からず、ブロック注射や鎮痛剤などの対処療法しか出来ない状態でした。


その頃、糖尿病の指摘があり先生の指導のもと食事を制限すると体重が一気に落ちてしまいました。


体重が落ちるという事は筋肉も落ちてしまうという事です。

おまけに薬の影響で日中寝る事が多くなり運動量も激減しました。


そんな日々を過ごしている時でした。


孫の運動会の応援へ行った帰りに、母が足に力が入らなくなり1人で歩けなくなったというのです。


姉と妹に支えられて何とかその日は帰れたとのことでした。


その日から自力で起き上がる事も出来ずに、トイレも1人で出来なくなったと言うのです。


介護用ベッドや簡易トイレなど使う事になったので、急いで介護認定の申請をする事になりました。


結果は要介護1でした。


母の突然の変化に家族全員動揺していました。


介護の仕事をしている妹は母のお風呂の介助を担当しました。


看護師をしている姉は、診察の時に先生と母がうまく意思疎通できていない事に気付き、病院の送り迎えと診察に同席してくれる事になりました。


私は東京からできる事が限られていたので、調べ物担当になりました。


父は家事全般を担当しました。

これまで全ての家事を母に任せていたので、その恩返しだと父は頑張っていました。


母の介護ベッドの横に布団を敷いて父は甲斐甲斐しく母の看病をしていました。






先日、友人と数年ぶりに会いました。


お互い親の体調や子育てなど色々心配な事はあったけれど、それを乗り越えて元気そうにしている友人の姿を見て嬉しく思いました。


彼女は私と違うタイプの性格です。

だから、これまでも学ぶ事が多かったのです。


今回もまた考えさせられる出来事がありました。


LINEの最後に

気楽に楽しくやろ〜ドキドキ


そう書かれていたのです。


その文章を読んで思い出したのですが、前からよくこの友人のLINEにはこの文章が書かれていたなぁと。


この文章を読むと私はとてもモヤモヤした気持ちになるのです。


どうしてモヤモヤしてしまうのだろう?


自分の気持ちを覗いてみました。


私は昔から考え込んでクヨクヨ悩んでしまう性格でした。

周りの人からも考えすぎだよとよくアドバイスされていました。


だからこの、気楽に楽しくやろうという文章を読むと気楽に出来ない自分を責められている気持ちになってしまうし、またはもっと気楽にしなよと強要されている気分になってしまっていたのです。(すごい被害者意識びっくり


友人は全くそんな事を私に求めている訳じゃないのは頭では理解しています。


そんな時、YouTubeでみた動画を思い出したのです。


早稲田大学の名誉教授であり、社会、心理学者でもある加藤諦三さんの言葉です。


この加藤諦三さんはデヴィット・シーベリーさんという心理学者が書かれた「心の悩みがとれる」という本の翻訳をされているのですが


その本には、悩んでいる人にはある共通性があるとシーベリーさんは書かれています。


それは


【私はそういう人間ではありません】


この言葉が言えなかった人であると言うのです。


そして、自分自身にかけられている否定的な暗示に気付く事から治癒は始まると書かれていると動画で説明していたのです。


私もこれまでの経験で知らぬ間に自分を否定していたのだなぁと気付きました。


色々考えて面倒な奴

クヨクヨ考えるほど時間がある暇な人間


でも、考えるってそんなに悪い事かな?

考えるからこその良さもあるのです。


何より良い悪いではなく、私は考えてしまう人間なんだ。

それが自分なのだから、それで良いのだと思えるようになりました。


人に合わせる訳ではなく、人の期待にこたえる訳ではなく、ありのままの自分で生きていく。

ありのままの自分を否定しない。


そんな事に気付かせてもらった友人はやっぱり色々学ばせてくれる大切な存在だなあと最後は感謝の気持ちが湧いて来ました。


全くの余談ですが、その日の会計のレシートは何と¥7,777-だったのです音譜




なんか良いことが起きそうちゅーとワクワクした気分でお友達と別れました。

アダルトチルドレンを調べると、インナーチャイルドと言う単語がセットで出て来るような気がします。

未完了の感情があるという事と私は解釈しているのですが、自分にインナーチャイルドの傷があるかどうかは、無意識の領域なので自覚しずらいと思います。


YouTubeである人が、自分にインナーチャイルドの傷があるか、どう確認したら良いのか?との質問に、その人は


被害者意識があるかどうかで判断出来る


と答えていて、なるほどなぁ〜と納得しました。


確かに以前の私は被害者意識だらけでした。


親の育て方が違っていたら、もっと私が若い頃に色々チャレンジ出来て違った人生を送っていたかもしれない。


とか、夫がもっとこうしてくれいたら〜


とか、自分はいつも我慢している被害者だと思っていました。


でも、時間をかけて玉ねぎの皮を剥くように1つずつ傷を癒していきました。


すると、見えてくる現実が変わってきたのです。


いつも夫は私の話を聞いてくれないと思っていました。


話の途中なのに「大体分かった。」と話しを打ち切ったり、話そうとすると「また難しい話しするのやめてくれ。」と話しを聞こうともしませんでした。


そうされる度に、自分は大切にされていないと悲しく思っていたのです。(これも被害者意識ですよね。)


それが、ある日ふと私の方が夫の話しを全然聞いていない事に気付いたのです。


私は複数の動作を同時に出来ないので、料理や何かの作業をしている時に話し掛けられると全く内容が頭に入って来ないのです。


ちょっと待ってねとか、何か声を掛ければ親切なのですが、私の悪い癖で聞いてもいないのに適当に相槌や返事をしてしまうのです。


こいつ全然聞いてないのに適当に返事をしてるなと気付いた夫は話の途中で話す事を辞めたことに気付いたのです。


なので、その話しを夫にしたら、めちゃめちゃ大きな声で


「ホントそうだよ〜!!」


と言われましたてへぺろ


今までもたくさん、そんな事を夫にしてきたんだと理解しました。


すると他の事も色々見え方が変わってきたのです。


私は友達に相談される事が多いので自分は聞き上手なのだと思っていました。


でも、全然聞き上手なんかでは無かったのです。


心にたくさんの傷を持っていたので、他人の傷に反応していただけなんだなとふと思いました。


全然聞き上手じゃなかった〜爆笑爆笑爆笑


本当の自分と、自分の認識にだいぶズレがあったんだなぁとその時感じました。


自分がその事を認めると不思議と夫も認めてくれるようになりました。


最近では


「ママは高倉健なみに不器用な人間だからな。」と息子に説明して笑って許してくれるようになりましたスター