ダウン症のぐらが0歳（6ヵ月）で
保育園に入るまでを振り返りながら書いています。
注）ちょっとしたドラマ仕立てに書いてみました
気を悪くする表現もあるかもしれません
予めご了承頂けますようお願いいたします
また、これはあくまでも私の場合で、
諸々の行動を推奨しているわけではありません
ほぼ自分の思い出のための執筆ですが、
ダウン症児の保活奮闘中の親御さんにとって
少しでも参考になる部分があれば嬉しいです
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金曜ドラマ『ダウンノホカツ』
第四章：面接①と追い電
さて、保育園との面接のアポイントを取らなくてはいけない。
電話では特にダウン症の事は話さず日程調整をした。
余計なものは入れない、
とパスコの食パンも言っている。
そして、面接当日。
保育園に到着すると、個室に通された。
女性の園長先生が面接の対応をして下さるらしい。
「こんにちはー。
今日はよろしくお願いします。」
明るい口調で話す園長先生は、年齢は50代半ば位か。
ヘアカラーは白髪染めで自然な茶色のセミロング。
音階で言うと「ラ」位の高い声をしており、
ぐらを見ると「可愛い」と何度も言ってくださった。
ふんわりした雰囲気は子どもから好かれそうで、
それでいて職員のマネジメントもしっかりできそうな
仕事の出来る女性に見えた。
園長先生から園の紹介のあと、
私の仕事状況、預け時間や家族構成などを
雑談ベースで話していく。
今のところ「ダウン症」のワードは出てこない。
しかし、面談開始から20分を過ぎたころだった。
園長先生が次のように切り出した。
「あの…気分を害されたら申し訳ないですが、
ぐら君はダウン症ということですが、
加配を希望されますか？」
私は、
（え…、加配って親の方から園に希望するものなの！？）
これまで知らないルールに戸惑い、困惑した。
やはり健常児の面接とはちょっと違うのかと、
一気にネガティブな感情と同時に涙も溢れ出てきて
堪えるのに必死だった。
優しい園長先生は、
その後もこちらに気を遣いながら質問してくるため、
余計涙があふれてきてしまう。
気が付けば面接が終わり、私は帰路についていた。
覚えていることとしては、
・過去にダウン症の子は受け入れていた
・ただし、４歳から入ってきたので０歳児ははじめて
・ダウン症ではないが、現在も加配をつけて預かっている園児がいる
・結果は園で考えて役所へ報告する
という事だ。
その日はそれからずっと、
ご飯のときもお風呂のときも、保育園の事を考えていた。
（まずい。
このままでは落ちてしまう気がする…）
そして、翌朝。
一晩考えた私は、
追い電で保育園に営業をかけることにした。
とは言え、アホな私はいざ電話をかけたら
頭が真っ白になってしまうかもしれない。
ここは慎重にいきたい。
話したい内容を箇条書きにメモし
軽いトークスクリプトを作って電話を掛けた。
～メモの内容～
・面接の御礼
・A保育園がとても気に入った
・双方協力し合いながら、保育園生活が送れないか？
・どうしてもこの保育園に入りたい！
・ここで働かせてください！（←ちょっと違う）
ある程度余裕のありそうな9時半頃、
A保育園へ架電し、園長先生に繋いでもらった。
私：あ、（ぐらフルネーム）の母です。
お忙しいところ申し訳ありません。
昨日は面談をありがとうございました。
うまくお話できなかった点があると思いお電話致しました。
A保育園の先生方は明るくご挨拶して下さり、
園児の皆さんも可愛い子たちばかりで
素敵な保育園だなぁと思いました（ヨイショを入れた）
あの…どうしても、A保育園にぐらを入れたいんです。
ダウン症ということで保育にご不安もあるかと思います。
でも、私も保育園からご要望があれば
出来る限り対応していきたいと思っています。
私もダウン症の子育てははじめてです。
お互い歩み寄りながら、
良い保育園生活を送れたらと思いますので、
どうかよろしくお願いいたします！
～電話終了～
園長先生の反応は、声から判断すると、
ちょっと前向きになったような気がした。
そして、その電話のあと、
今度は保育園から私の携帯へ電話が入った。
園長先生より、
「今朝はわざわざお電話ありがとうございました。
０歳児のぐらくんをを安全にお預かりするために、
２月に役所と再面接をしてほしいのですが、どうでしょう？」
とのこと。
役所との再面接は勿論OKした。
近日中に役所から連絡があるようだ。
保育園入園までのステップ３～４の間に、
新しいミッション『役所との面接』が追加された
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１）１０月半ばまで：役所へ申込✅
２）１～２月中：保育園の内定結果が届く✅
３）１～２月中：内定した保育園と面接✅
追加）２月中：役所との面接
４）３月：入園決定通知
５）４月：入園及び１か月の慣らし保育
６）５月：職場復帰
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役所との再面接はどんな形になるのだろうか。
不安は尽きないが、早速私は
情報（傾向と対策）をネットでサーチしはじめた。
～つづく～
【次回予告】
いよいよ最終回！
ぐらは保育園児になれるのか？
（リアルタイムの記事はこちらから）
