フジファブリックが好きな人と付き合ってたことがあった。わたしはバンドが好きなのに、フジファブリックの良さが全然わからなかった。同い年だったけど同い年ではなかった。
フジファブリックが好きな彼は夜間高校に通っていた、たぶん。わたしは彼の高校を知らなかった、変と言われるけどわたしは変だと思わなかった、別に知らなくてよかった。彼がどんな名前でもどこの高校でもどうでもよかった、彼という人間が好きだった。
元はと言えば彼からの猛アプローチだった、彼は俗に言う社会不適合者で17歳なのに朝から夜までバイトして好きなバンドをおいかけて全国を飛びまわっていた、わたしは県内でも上位の進学校に通っている俗に言う頭のかたい女だった。性格が合わないことくらい最初からわかっていた、彼は。彼は頭のキレる社会不適合者だった。頭もかなりよくそしてたくさんの経験もしていた。キャパの少ないわたしはわたしなりに愛していたつもりだったが今となっては申し訳のないくらい彼の愛の大きさには到底かなうものではなかったなと思う。
彼からの最後のLINEのメッセージは藍坊主のたしか、蛍という曲のURLだった、わたしは未だに最後まで聞いていない。
彼は友達の友達だし家も知っている趣味も知っている、会おうと思えばいつでも会いに行ける距離にいる。でももう会わないと思う。これ以上関わらないというのが、彼を裏切ってしまったことへの私なりの最大の懺悔だから。
幼いなりにたくさんたくさん傷ついて疲れ果ててた、その時は本当に辛かった。身体的にも精神的にも振り回した彼を許せなかった。
だが、その当時の私の幼さに気づいた時はまた違う辛さがあった、一生心の根底をズーンと覆い尽くすような、そんな辛さ。でも辛さとともに感謝も感じることが出来た。本当に本当にいい経験をさせてもらった。彼のおかげで別れてからだけど、人を本当に愛するということを知ったし、なにより人間的に大きく広く強くなった。まだまだだけどね、あの時よりかは遥かに。(p.s.そしてこれはあくまでも想像だが、彼ももしかしたら好きな人が幼いこと、自分の精神年齢が異常に高いことに辛さを感じていたかもなと思う。)
彼を超える人は現れないかもしれない、でもいつかこんな不器用な私でも愛してくれる人がいたら好きになれたらいいなと思う。そしてなにより彼を超える素敵な人が現れて好きになれたらと思う。
頑張って最後までたどり着いたけれど全然上手く文章が書けなかった。県内有数の進学校に通ってるのに(笑)その事実だけでわたしの中でまだちゃんと整理がついていないことがわかってしまうね。また先に進めた時は付け足そうと思います。