夜の舳先を捕まえたくて
雪の野に咲く
星の流転を一掴みする

 

海月の青が地平に浮かび
吸えば溜息がこぼれ
頬の芯がこほる

 

八幡の坂で
クスクスの声が
耳に纏わる

 

笑ったことに
気づいた

 

氷の坂の下に浮かぶ街と
静かに
目を合わせ

 

空と海の先の尻尾が
夜空に揺れた

 

 

 

~短歌・tanka~

 

夜の底
水脈かすみ
海月浮き
坂道の上
蕾からまる

 

 

 

Kaoh-7