いまだに、
連絡こないかなってアイコンに赤い印が付くのを確認してる自分がいる。
自分から遠ざけた癖に何を期待してるんだ。いい加減にしてくれ。
もう何もないんだ。


今日は雨がよく降った。
でも私は濡れなかった。

虹が見えるかな?
って希望を考えることもなかった。


ただ、厚い雲が被さった中、光が差してた空があった。
太陽の光が当たって雲が真っ白に光ってた。
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私はまだ期待しているのかもしれない



その日は、風があまりない夏の夜だった。誰かの靴音が後ろからするとその人かと思って、期待した。おいかけてきてくれるんじゃないかって、期待した。実際はそんなことなかった。
もう期待は疲れる。自分の可能性に期待しよう。自分に疲れるほど期待するというのはないし、自分に期待できることかできないことかの判断はつくから。


あの日は、朝から雨。あの時はここぞとばかりに降った。幸い左隣りは窓だった。ピアノが鳴り響くから、私の小さな声が誰かに届くことはなかった。