『GAMA 月桃の花』(ガマ げっとうのはな)
1996年 に公開された文部科学省 選定の日本映画
2007年ベルリン映画祭 参加作品。
太平洋戦争 当時の沖縄戦 終結50周年を記念して制作された。
戦後 50年を迎えようとする沖縄が舞台
米兵と結婚してアメリカに渡った娘の子供(ジョージ)が
地上戦を生き延びた祖母を訪ね
戦争の悲惨さと一家のわだかまりの融解を描いた映画
2ヵ月後には沖縄へ修学旅行に行く娘たちの
事前学習の一環
中2の毎年恒例の映画鑑賞です
映画鑑賞の後に
各クラスの出し物(研究発表と呼べない内容)があるので
保護者の方も良かったらご一緒に映画をどうぞ
との案内が来ていたので
沖縄戦の映画という事 そして
この映画は【完全予約出張制】で
『学校や教育関連の会合など 大勢の人々が集まる所でのみ上映される』
という定義があるようで
それならば、と観に行きました
会場には私が一番乗りで
結局、映画鑑賞から来た保護者は5~6人
ヽ(;´Д`)ノ
映画が終わって【出し物】の時間になったら
ビデオ持参の保護者がわらわらとやって来た
えっ??ビデオ撮るようなイベントなの??
と何も知らずに来た私とママ友はビックリ
終わってみて 正直、
小学生の学芸会レベルのコレを
撮影してどーするんだ??
ヽ(;´ω`)ノ
まあ、とにかく子供に熱心な親が多いですからね、私立は
ソレを反映した事例のように思えます
話を映画に戻します
会場に入ったら 大きな映写機が剥き出しで
座席の最後列の後ろにセッティングしてありました
ガラッガラの保護者席
その映写機のすぐ前に座り
カラカラカラカラ と
映写機特有の音と共に映画鑑賞
1996年 制作としては極めて稀な収録媒体の
16ミリフィルムにしたのは
少しでも終戦当時の感じを出したかったからなのか…?
昨年夏に 娘の宿題に出ていた
『ひめゆりの沖縄戦』という本を読んだけど
それと同じ状況で
登場人物が ひめゆり学徒隊 か 一般市民か
目線が違うだけでした
GAMAと呼ばれる避難豪での生活は
それはそれは悲惨なモノで
本にしても映画にしても
敵は米軍ではなく【友軍】
【本土】から来た日本兵
本来、味方であるべき日本兵に
沖縄言語を喋るだけでスパイ扱いされたり
強制労働や日本兵の優遇
愚弄・罵倒
命の扱いまで統制された
恐ろしいまでのミニ独裁国家が展開されていた
最終的に米軍への投降も許されず
自爆して果てよ、との命令
精神の極限状態
あんな地獄を見てなお
自分が生きるために犯さなければならなかった罪の呵責を背負って
戦後何十年も生きてゆく
死ぬより辛い【生】だと思います
戦争映画を観る度に
死んだ人たちに生かされた者の辛さ
を
感じます
帰宅した娘から感想を聞きましたが
中2病にしては 皆 真面目に観ていたようです
家族で逃げ惑う中
一人、また一人と銃弾に倒れ減っていく中
足を負傷して動けなくなったおばあちゃんを置いて行くシーンが
ショックだったようです
GAMAの中で泣く赤子の声で敵のソナーに探知されるから
泣き声を止めろ、と日本刀を突きつける友軍に
我が子を自分の胸にきつく抱きしめ押し付け
窒息死させてしまった母親
ショックだったようです
中2なりに【何か】は感じられたようです
戦争の真実
沖縄の人間が【本土の人間】と一線を引いた呼び方をする理由
何となく判ったのかな
ストーリーの元になっている内容はともかく
撮影方法が…あの時代のドラマのような
わざとらしいセリフ回し
川平慈英が日系二世でカタコト日本語って設定
わざとらしい…。
作り話のようにチープになってしまっている
それと
沖縄の言語で喋っているシーンが多く
とにかく聞き取れない!!
何を言っているか判らない!!
時々テロップが出るが
方言部分は全部テロップにしないと意味が判らない!!
そんな映画でした
沖縄地上戦の映画なら
正直
他にもっと出来のいいのがありそうな気もしました
内容は良いと思うので
リメイクしたらどうかと思います
余談ですが
友軍の軍曹が浩くん(沖田浩之)だった事に
エンディングロールで気付きました
すみません、重い話になりました
私が会場一番乗りしたのは11時
集会が終了したのは大幅に押して16時
地元に戻ってやっと昼食(?)にありつけたのが17時
・・・疲れました
アリオでは 水曜日はワンコインデーらしく
各店舗ワンコインメニューを出していました
珈琲館クラブサンドセット
通常800円→500円
ボリューム満点、焼き立てトーストが美味しい
500円で大満足のセットでした
そして
珈琲館前のゲーセンを覗いて見ると…
いたっっ!!
TED!!
あまりにもタイムリーな…
しかし 何で 今? TED??
きてんの?TED???
欲しいなぁ