GAMA 月桃の花 | 『ささかめ』のトリセツ。

『ささかめ』のトリセツ。

『ささかめ』は刺身と熱燗で釣れます




GAMA 月桃の花』(ガマ げっとうのはな)

1996年 に公開された文部科学省 選定の日本映画



2007年ベルリン映画祭 参加作品。


太平洋戦争 当時の沖縄戦 終結50周年を記念して制作された。





朝霧舞 川平慈英 平良とみ

朝霧 舞 (宮里 房) 川平 慈英 (ジョージ) 平良 とみ (カミおばあ)


鳥羽軍曹・・・沖田浩之 宮里 房(現代)・・・玉木初枝
知花 章・・・宮里真助 平良勝男(現代)・・・中里友豪
ウエチ雄大・・・山城武吉 知念盛昌・・・當間武三
比屋定亀助・・・川満 聡 真壁ウメ・・・島袋也子
糸数文子・・・新里奈津子 平良勝男(戦時中)・・・島袋匠造
宮里真吉・・・島袋利音


ストーリー

語れない恐ろしい秘密・・・

宮里房(72)は海辺の村で琉舞を教えながら幼稚園を経営している現役の園長である。

同 世代の沖縄のアンマーの例にもれず地獄の戦場を体験した一人である。十数名の家族や親兄弟を次々と砲爆撃に奪われ、最後に追い詰められた摩文仁岬の洞窟か ら母と娘だけが奇跡的に生還してきた。 敵は米兵だけではなかった。兵隊と避難民が雑居した洞窟の中では、いまわしい惨劇が繰り広げられていた。

だが、彼女はこれまでのあの洞窟の中で目撃した真相を誰にも語ったことがない。語るに語れないおそろしい秘密が房の胸の中には畳み込まれている・・・。

    詳細はこちら  








戦後 50年を迎えようとする沖縄が舞台


米兵と結婚してアメリカに渡った娘の子供(ジョージ)が


地上戦を生き延びた祖母を訪ね


戦争の悲惨さと一家のわだかまりの融解を描いた映画






2ヵ月後には沖縄へ修学旅行に行く娘たちの


事前学習の一環


中2の毎年恒例の映画鑑賞です


映画鑑賞の後に


各クラスの出し物(研究発表と呼べない内容)があるので


保護者の方も良かったらご一緒に映画をどうぞ


との案内が来ていたので


沖縄戦の映画という事 そして


この映画は【完全予約出張制】で


『学校や教育関連の会合など 大勢の人々が集まる所でのみ上映される』


という定義があるようで


それならば、と観に行きました


会場には私が一番乗りで


結局、映画鑑賞から来た保護者は5~6人


ヽ(;´Д`)ノ


映画が終わって【出し物】の時間になったら


ビデオ持参の保護者がわらわらとやって来た


えっ??ビデオ撮るようなイベントなの??


と何も知らずに来た私とママ友はビックリ


終わってみて 正直、


小学生の学芸会レベルのコレを


撮影してどーするんだ??


ヽ(;´ω`)ノ


まあ、とにかく子供に熱心な親が多いですからね、私立は


ソレを反映した事例のように思えます






話を映画に戻します


会場に入ったら 大きな映写機が剥き出しで


座席の最後列の後ろにセッティングしてありました


ガラッガラの保護者席


その映写機のすぐ前に座り


カラカラカラカラ と


映写機特有の音と共に映画鑑賞


1996年 制作としては極めて稀な収録媒体の


16ミリフィルムにしたのは


少しでも終戦当時の感じを出したかったからなのか…?


昨年夏に 娘の宿題に出ていた


『ひめゆりの沖縄戦』という本を読んだけど


それと同じ状況で


登場人物が ひめゆり学徒隊 か 一般市民か


目線が違うだけでした


GAMAと呼ばれる避難豪での生活は


それはそれは悲惨なモノで


本にしても映画にしても


敵は米軍ではなく【友軍】


【本土】から来た日本兵


本来、味方であるべき日本兵に


沖縄言語を喋るだけでスパイ扱いされたり


強制労働や日本兵の優遇


愚弄・罵倒


命の扱いまで統制された


恐ろしいまでのミニ独裁国家が展開されていた


最終的に米軍への投降も許されず


自爆して果てよ、との命令


精神の極限状態


あんな地獄を見てなお


自分が生きるために犯さなければならなかった罪の呵責を背負って


戦後何十年も生きてゆく


死ぬより辛い【生】だと思います


戦争映画を観る度に


死んだ人たちに生かされた者の辛さ



感じます


帰宅した娘から感想を聞きましたが


中2病にしては 皆 真面目に観ていたようです


家族で逃げ惑う中


一人、また一人と銃弾に倒れ減っていく中


足を負傷して動けなくなったおばあちゃんを置いて行くシーンが


ショックだったようです


GAMAの中で泣く赤子の声で敵のソナーに探知されるから


泣き声を止めろ、と日本刀を突きつける友軍に


我が子を自分の胸にきつく抱きしめ押し付け


窒息死させてしまった母親


ショックだったようです


中2なりに【何か】は感じられたようです


戦争の真実


沖縄の人間が【本土の人間】と一線を引いた呼び方をする理由


何となく判ったのかな






ストーリーの元になっている内容はともかく


撮影方法が…あの時代のドラマのような


わざとらしいセリフ回し


川平慈英が日系二世でカタコト日本語って設定


わざとらしい…。


作り話のようにチープになってしまっている


それと


沖縄の言語で喋っているシーンが多く


とにかく聞き取れない!!


何を言っているか判らない!!


時々テロップが出るが


方言部分は全部テロップにしないと意味が判らない!!


そんな映画でした


沖縄地上戦の映画なら


正直


他にもっと出来のいいのがありそうな気もしました


内容は良いと思うので


リメイクしたらどうかと思います






余談ですが


友軍の軍曹が浩くん(沖田浩之)だった事に


エンディングロールで気付きました






すみません、重い話になりました






私が会場一番乗りしたのは11時


集会が終了したのは大幅に押して16時


地元に戻ってやっと昼食(?)にありつけたのが17時


・・・疲れましたあせる


KIMG0711.JPG

アリオでは 水曜日はワンコインデーらしく


各店舗ワンコインメニューを出していました


珈琲館クラブサンドセット


通常800円→500円


ボリューム満点、焼き立てトーストが美味しい


500円で大満足のセットでした


そして


珈琲館前のゲーセンを覗いて見ると…






いたっっ!!


KIMG0708.JPG

TED!!

KIMG0710.JPG

あまりにもタイムリーな…

しかし 何で 今? TED??

きてんの?TED???



欲しいなぁ