眼鏡のアテンドをさせていただいたMさんです。
御承諾を得てフレーム選びの全貌をお届けしちゃいます。
今のMさんに必要な眼鏡の行き着く先は?
既にお手持ちの眼鏡もおしゃれなものをお持ちです。
Mさんのテイストはスポーティ、ソフトモダン、エスニックとあり、
直線的なデザインをすっきりと着こなされ、とても行動的な方です。
エスニックは形の妙であったり、素材の面白さにも通じます。
ブルーがお似合いのMさん、
フレームに柄があってユニークなつくりになっています。
でも、ちょっと丸過ぎるような気がします!
Mさんの良さをフレームの太さで抑えてしまっているようでもあります。
こちらは赤のフレームです。色はお似合いですし、形も悪くない。
でもなんだかMさんには普通すぎて勿体ないです。
(私はアドバイスの最中に良く「普通ですね」と言うのですが、
それは良くも悪くもない)という意味なんです。
またまたおしゃれな異素材が組み合わさった眼鏡ですね。
上の写真から見ていただくとフレームの形が丸過ぎず、しっくりきたようですね。
フレーム上部のブルーがお洋服と合ってお似合いです。
でも何だか浮かないお顔。
そしてここからが新しい眼鏡選びの始まりです。
フレームの下が四角っぽくて新鮮ですね。ブルーがお似合いですが、
サイドのツル(テンプルと言います)の色がMさんには地味で
もっとすっきりと直線でいて欲しい〜!っと思います。
(これはあくまでもMさんだから地味に見える訳で、お似合いの方には
なんとも素敵な色合いになるはずなんです。)
これもブルーのフレーム。どんどん四角っぽくなってきましたよ!
お似合いなんですが、Mさんも私もまだ気分が上がりません。
似合っていらっしゃるのですが。
そしてこちらは不透明な白のフレームです。
スポーティの方は白で抜くとカッコ良くなるのですが、ちょっとまだ
物足りませんね。
こちらは茶色とブルーのバイカラーです。配色はモダンで素材感も違うので
おしゃれな眼鏡のイメージですが、真面目な雰囲気となります。
ウェリントンの形はモダンさというより(テイストマーケットの理論のモダン)
オーソドックスになるので、新しさを求めるMさんには合いません。
今回、Mさんは新しいご自分に出逢う眼鏡を
お探しのようだと感じていたので
なかなかGOサインが出ません〜〜。
そうこうしている内に新しい候補が登場です!
いかがでしょう?この笑顔!
このメガネはREALというブランドで、マニアックな方々が良く好まれる
ハードなスタイルなんですが、Mさんにはハードな印象にならず
自然にお顔に溶け込んでいます。
フレームが白と黒で構成されて、それも顔の半分で分かれるという
斬新さ!ブロー部分は不死鳥と表現される羽根まで付いています!
かけた瞬間からMさんのお顔はとても嬉しそうですね〜。
はい!このコートスタイルも決まりでしょう!
写真でご覧いただくよりも自然でさりげなくカッコ良いです!
黑の方向もまた素晴らしいです。
後でご感想をいただいたのですが、
「この眼鏡はグイッと体に力が入る
ような感覚!」だそうです。
ご自分と波長が合う眼鏡に出逢えて最高の笑顔をいただきました。
波長が合うとはMさんの心の内と引き合うといえば良いでしょうか?
色、形、素材、柄に至るまでしっくりくるイメージです。
この眼鏡のデザイナーさんの意図ともきっと繋がります。
この眼鏡はテイストで言うと「ハードモダン」になります。
「先進的」スタイルです。
Mさんは今までのご自分の枠をどんどん超えていかれそうです。
いかがでしたでしょうか?
似合う眼鏡は一つじゃない!
あなたの今に必要な眼鏡。
あなたのシーンに必要な眼鏡。
あなたのファッションスタイルに合わせて選ぶ眼鏡。
選ぶ方法は顔型だけでも、色だけでも、トレンドだけでもありません。
あなたの内面に合う眼鏡を選ぶと気分も上がり、
服にも想定以上に似合う結果となります。
上のボードは笹川さんご夫妻がTASTEMARKETの理論の
学びの時に作られた作品です。
苦労して作るからこそ、テイストマーケットの理論が頭に入り
今ではお客様のテイストをお伝えすると何本ものメガネ候補を
用意してくださいます。
もちろん長年の経験がおありだからできることですが
テイスト恐るべし!です。
メガネの理論については笹川さんと一緒に学んでくださった
奈良県桜井市の「セラヴィ・吉川」さんセラヴィ・吉川にも
素敵なメガネがありますので、関西方面の方はどうぞお訪ねください。
私は長年、鯖江の眼鏡メーカーさんの商品開発を担当させていただきました。
商品開発って?
眼鏡のデザイナーさんは素晴らしい方々が既にいらして
私は企画の方と方向性を考えたり、デザインが決定したものに
色や素材の提案をさせていただいていました。
眼鏡という二つの目に合わせるレンズの枠と耳に掛ける細い部分。
狭いけれど、宇宙のような空間に繰り広げられる
様々なデザインは果てしなく、限りなく存在するのだと
つくっている方々を見て尊敬しています。
なので、私と関わってくださる方には最高の眼鏡をお選びしたいと
思います。もちろん洋服も同じです。
ヒトもモノも喜ぶ関係が「似合う」です。
今日のおまけ
笹川眼鏡店さんには看板犬「あんちゃん」がいます。
ビビリのようだけど、人懐っこくて可愛いですよ。
今日も長文にお付き合いくださいましてありがとうございました。