こちらの続きです




驚きも怒りも悲しみも越えて、
落胆に近い脱力感。


もう、この人は、
私と恋愛をしていたジョナサンじゃない。

別の人になってしまったのか。






「・・・そうなの・・・。


別れて、家族を捨てて、



リサコといっしょになることを望んでいるのね、あなたは。




・・・そう。




じゃあ、






慰謝料と、財産分与、養育費の話になるけど」






今のジョナサンは、
敦子の知っているジョナサンではない。


長女気質でしっかり者の敦子は、
驚きや怒りや悲しみを抱えながらも、
冷静な部分は残っていた。


現実的な部分。

外国人であるジョナサンには、
現実的な部分をしっかり伝えておく必要があると敦子は考えていた。





「えっ?

イシャリョウ?」





「そうよ。

慰謝料。

知らなかった?

日本では、不倫したら、慰謝料を払うのよ。」