香山リカさんの著書です。
ご存知の方も多いかと思いますが、私も曖昧だったので…。
香山リカさん
1960年生まれ、東京医科大卒業、精神科医。豊富な臨床経験を活かして時代の流れをみごとに切り取ることで知られ、さまざまなメディアを通じて批評活動を続け、現代人の心を読み解く。
↓↓本の内容は、
仕事を休んでリハビリがてらに海外旅行や転職活動に励む『うつ病セレブ』、その穴埋めで必死に働き続けて心の病になった『うつ病難民』。
格差はうつ病にもおよんでいる。
安易に診断書が出され、腫れ物に触るかのように右往左往する会社に、同僚たちはシラケぎみ。はたして本人にとっても、この風潮は望ましいことなのか?
新しいタイプのうつ病が広がるなか、ほんとうに苦しんでいる患者には理解や援助の手が行き渡らず、一方でうつ病と言えばなんでも許される社会。
その不自然な構造と心理を読み解く。
現在うつ病の方には、私の書き方で不快な思いをさせてしまうかもしれません。気をつけて書いたつもりですが、どうぞご容赦ください。
なかなか難しい話題ですよね…。
私の友達にもうつ病の人がいます。
世間的にもうつ病という病気の認知度は高くなっていて昔のイメージと今のイメージは違ってきているのではないでしょうか?
うつ病は、診断の難しい病気だと思います。
本の中で、
現在の医学では「いくらちゃらんぽらんな性格の人であろうと、またその原因がいかに些細なことであろうと、「2週間以上うつ症状が続けば」それはうつ病と診断することになっているのだ」とあります。
そういう意味では簡単なのかもしれません。
でも、この場合身近な大切な人が亡くなったとき、転職活動がうまくいかないとき…
2週間以上うつ症状が続けば…。
今の私でもありうる状況です。実際過去にそういうこともありました。
でも、もしうつ病ではないのにSSRI(坑うつ薬)を投与されたら…
うつ、躁を繰り返す双極Ⅱ型でSSRIを投与されたら…
とっても怖いことだと思います。
先日ニュースにもなっていましたが、既にこの著書の中には書いてありました。
うつに対する意識についても、あぁ、そうか、と思う記述もありました。
つい10年ほど前までは「うつ病だと思います」と伝えるとそれだけで「私はもうおしまいってことなんですか?」と末期がんの告知を受けたかのようにショックを受ける人も少なくなかった。
それなのに今は「うつ病ではありません」といわれてショックを受ける人さえいる。
うつ病と言われて喜ぶ人はうつ病じゃない。
この最後の記述は、強烈でしたね…。確かに、私の友人でうつ病の人は、本当に本当に苦しんでいます。一方、3ヶ月ほど休職して「実はうつ病だったんだ」と告白してきた友人は、療養に海外旅行に行ったり、転職活動をしたりとかなり自由に過ごしていたようです。
私も違和感を感じていたんですよね。同じうつ病という診断だけど、本当に同じなの?って。
そして、私はこれは知らなかったのですが、
うつ病の場合、その小康状態は時や場所を選ばないのがポイントだと思う。
つまり、「ハワイ旅行中は楽しめました」「会社を出て乗馬クラブへ行くと、いつもどおりにできました」などということは、うつ病の場合まずないと考えられる。
そう、いくら自分が好きなこと、以前は楽しいと思っていたことをしていてもうつ病の人はそれで状態がよくなるというわけではないようなのです。
これは知らなかったな…。
自分が落ち込んだとき、こうやって確認できるかもしれないなと思いました。
他にもたくさん書きたいことはあるのですが、私が書くと誤解を招いたり、うつ病の方に不快な思いを抱かせてしまうかもしれないのでこの辺で終わります。
人に対して何かを思ったというよりも、自分が気をつけたいな、と思いました。
気分が沈むことが長く続いたときに、この本のことを思い出してみようと思います。