さて、と。
僕の携帯電話は鳴りません。

ある日、激務の帰り道。

とぅるるるるるるるる
とぅるるるるるるるる
とぅるるるるるるるる
とぅるるるるるるるる

と独り言を口にしながら歩いていると、

あーしたーはるがきたらーー
きーーみにあいにゆこーー

と着メロが。

おいおいおいおいおいおいおいおい
だいぶ久々の着信アリだぞ。

嶋田怜輔


嶋田か。
なるほど。
飲みとかかな?
でもなー木曜だしなー、明日に響くよなー、今週寝てねえしなー。
いや、でもそこ行かないと「モンタ変わった」とか言いだすからなー。
そこでいってこそモンタだなー。

「はい。」


「ガシャ、ザーザー・・・ごめん、間違えた。」

おい。
おいこら。13行前の俺の葛藤を返せ。

「おまえ、はい。じゃねーよー(笑)」

(笑)じゃねえ!
おいこら、そこは(笑)じゃねえだろ。
(笑)は俺のさじ加減だが。


「まあいいや、とりあえずこの一連の流れを日記にしといて」


満足か。



さ、水不足水不足。

昨日の夜からドングリガムしか食べていません。
どんぐりダイエット。
全世界もみなさん、どんぐりダイエットです。
どんぐりダイエット。ぐりっと。


なぜご飯を食べないか?
それはそう、お金がないから。
いやいやあんた働いてるやん。
そう、でも手持ちがないから。
いやいや、おろしてくればええやん。
そう、でもめんどいから。
・・・・・


つまり僕が伝えたいのは、あつい。
いや、もうあちゅい。
あちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ。
誰ぞ!
かき氷を!
誰ぞ!
アイスノンを!
誰ぞ!
凍える吹雪を!
誰ぞ!
イエッタを!


なぜあちゅいかって?
それは気温が高いから。
部屋の中にいるのに?
クーラーついてないから。
つければええやん。
リモコンが見あたりません・・・・

・・・・
つまり僕が伝えたいのは部屋が汚い。
東京湾くらい汚い。
えー、ヘドロでてんじゃん。
プランクトン大量発生じゃん。
ミジンコ!ミドリムシ!ラロッカ!ゾウリムシ!
みんなゴミを捨てすぎなんだ!
海を大事に!
そこの彼氏!彼女!ラロッカ!イースラー!
海いってんじゃねえ!!!


でも夏は楽しもう☆

歯医者へ行った。


子供が隣にいた。
やさしく声をかける歯医者。
「歯医者さんてどんな人だと思う?」
「うーーーん、殺し屋!!!」


これがノンフィクションだからシュールな世の中である。

確かに子供にとってはゴルゴなんかより歯医者が怖いのである。

しかし今日言いたいのはそこではない。
ここの歯医者がやたらと俺に人生を語るんだ。
歯に麻酔を打たれる俺。

「麻酔聞くまでちょっと待ってくださいねー」
「ふぁい(はい)」
「車の運転の仕方と女性の扱い方は一緒らしいよ」
「ふぁあ(はあ)」
「僕はよく乱暴だって言われるんだよね、で、よく考えると妻にも結構厳しくあたるんだよね」
「ふぉーふぁんでしゅか(そーなんですか)」
「モンタさんはどんな運転なの?」
「ほふはぺーはーとらいらーらろれるよ(僕はペーパードライバーなのですよ)」
「あーそうなんだ、じゃあ女性の扱いもまだまだだね、ははは」
「・・・・・・(なぜ会話できるんだ)」


つまりは殺戮したいってことです。
大体口あけっぱの奴に話しかけんなよ。
殺し屋のくせに。


暖冬らしいですね。
暖冬が続くと思い出しますよね。
関が原の戦いを。

「殿!!!」
「ふぉうひた(どうした)」
「小早川が裏切りました!!!」
「ふぁひ!!ほーふーひょひょひゃ!!あひゃつめ!(なに!!どういうことじゃ!!あやつめ!)」
「わかりません!ただ、これでわが軍は非常に危険です!」
「・・・・・・(なぜ会話できるんだ)」


石田光成も歯医者はいくみたいですね。

コメントも欲しいけど、ぬくもりも欲しいです。

あなたは車も女性も上手に扱えていますか?
このろくでもない、すばらしい世界。

昨日卒業しました。


卒業式だと言うけれど何を卒業するのだろう~♪
大学で得たものは何でしょうか。
きっと学歴だと思います。
もらったものは利用します。
ありがとうございます。
正直者です。


まあ、卒業式っていったらスーツだよね。
買ったばかりのスーツに買ったばかりのYシャツに早稲田カラーのネクタイできめていきました。
前日の夜、夜王最終回を見ていた俺は髪型もビシッと決めて、もう気分はセイヤさん。
「歌舞伎町で俺に逆らうといきていけねえぜ」
とつぶやきながら飯田橋を歩く。


すると後ろからおばちゃんがいきなり話しかけてくる。
あれ?やっぱりセイヤの魅力に気づいちゃったかしら?
まったく夜の帝王も楽じゃないよね。
「なんですか?ジュリエット」
「アンタ、スーツの後ろに仮縫いの糸つきっぱなしだわよ!とった方がいいわよ!」



「あ、はい、まじっすか、ありがとうございます」



何を卒業するのだろう~

奴はいた。

平穏に暮らす我が家に奴はいた。

今季初お披露目の奴は、台所の壁でじっと存在を証明していた。

第一発見者はその家で一番の厄介者、長男こと勘太朗。

存在を確認すると新聞紙に洗剤というスタイルで戦いに挑む。

両者互いに譲らない。

一歩も動けないまま、時だけが刻まれる。

弟が口を開く、「この勝負一瞬だ」

時はきた、先に動いたのは奴だった。

一、二歩進んだかと思うと翔んだ。

正直にげた。
選択肢はなかった、にげた。
必死で自由を謳歌する黒い物体相手ににげるしかなかった。

とまった。

天井にとまった。

間髪いれずに洗剤をぶちまけた。

ぽとり、と床に落ちる奴。
と同時に脚、触覚全てを動かしもだえ苦しむ奴。

とどめの時がきた。

殺す理由はなかった、がしかしラストサムライとしてそこは譲れなかった。お前は悪くない、時代が悪い。

一撃で決めた。

勝利の余韻にひたる時間も無く後片付けである。

ティッシュにつつまれた奴に、「名勝負だった」と一言言い残し、そいつを燃えるごみへと捨てた。

ゴキブリ、奴は何も悪くない。
悪いのは僕らだ。
権力に酔いしれる僕らだ。