心を育てる絵画教室、橘れいです。プロの日本画家です。

教室の目的は「生きる力」をつけることです。

それを支える力は3つ、①自己肯定力②想像力③観察力です。

 

自己肯定力

実生活ではやっちゃいけないこと、だめなこといっぱいあります。

子どもたちはしつけとして言われ、大人は社会人として言われます。

現代社会のルールとして当然、必要なことです。

ですが、絵には「だめ。いけない。」がありません。

うまい下手もありません。あるのは個性だけです。

何をやっても何を思いついてもいい。自由です。

浴びるように「いいね!」「いいよ!おもしろいね!」と言われ、

「できた!かけた!」の達成感を味わうことで、

自分の存在、価値、生きてる喜びを覚え、

自分を好きになります。それが自己肯定力です。

 

想像力

子どもの時こそ伸びる自由な発想、想像力を育てます。

何を描こうか、どう描くか、自分の心と向き合う時間が大切です。

いっぱい質問します。どんな気持ち?どんなにおい?五感を刺激し想像させます。

いっぱい想像することで想像することに慣れてきます。自由な発想ができる人間になります。

想像力は思いやりにつながります。

 

観察力

物を描くとき、よく見ることが大切です。表面的なことだけでなく、しくみやなぜそういう形なのか?まで見ます。

教室ではみかんなど自分の好きな果物を分解して観察して食べてから描いたりします。

知りたい欲求を満たし、物事の本質を見る経験をします。

 

誰もが鼻歌を歌うように絵を描く世界

 

大人になるといろんなことがあります。

悲しいことつらいこともあります。その時に立ち上がる力をつけることが目的です。

大きくなると自我が芽生え、他者の言葉に傷ついたりすることもあるでしょう。

そんなとき、自己肯定力があれば踏ん張れます。

想像力は思いやりを生み、感謝の気持ちを育てます。

観察力はいろんな出来事、物事に対し、表面的なことに振り回されず本質を見ることができます。

そんな力の種を子どもたちの心に植えるのが私の仕事です。

 

わたしたち親が求めているのは「愛するわが子の幸せ」です。

ききわけのいい小学生でも、大人のいうことをよく聞く中高生でも優秀な社会人でもありません。

幸せとは、心身ともに笑顔でいることです。

こどもは親のまねをします。

あなたが笑い、あなたが幸せであることが大切です。

笑って、生きるって楽しいよ~って子どもにたっぷり見せてあげましょう。

 

※子どもの絵をみたときの声掛けの注意

禁句:うまい。上手。えらい。

かけるべき言葉:いいね!描けたね!楽しいね!見せてくれてありがとう!