私は同じ本を何度も読みます。
私が好きな本はアイデアが湧いてくるような本。
「これからの知識社会で何が起こるか」(田坂広志著、東洋経済新報社)はおそらく20回以上読んでいると思います。
この本で何が書かれているかは読んでいただくとして、私がこの本から得たアイデアは次の3点
1.「専門的な知識」ではなく「職業的な知恵」を持つ人材が活躍する。
前職では大企業のコンサルティングを担当していましたたが、大企業へのコンサルティングは各金融機関の知恵の戦いであり、そこで得た知恵を中堅・中小企業に応用すれば、高い付加価値を持つサービスになります。
生命保険会社のコンサルティングはサービスの一環で無料です。ゆえに手数料が安い中堅・中小企業へは提供されません。
ここはまさに空白地帯だと考え、この規模(従業員数50~500名)に絞ってサービスを提供しはじめました。
2.「販売代理」ではなく「購買代理」のビジネスモデルが拡大する。
DBやDCでは、金融機関の情報があまりありません。
企業は取引金融機関からの提案しか受けていないのが実情です。
したがって、自社に相応しい金融機関に巡りあえる可能性は極めて低くなります。
しかし、我々は退職金・企業年金の専門なので、それこそ様々な金融機関の情報を取りにも行くし、逆に提供もされます。
そこで得た様々な金融機関の情報をクライアントに提供し、金融機関の選定サポートを行うサービスを加えています。これは「購買代理」の発想から思いついたサービスです。
3.ナレッジマネジメントが「企業内」から「企業間」へ広がる。
各企業が持っている顧客の情報やサービスに関する知識を交換することにより、自社の偏った顧客知識を修正し、全体性と整合性のある顧客観と顧客知識を形成していく必要があります。
この思想に基づいて、当社では自社の持つ「知恵」を積極的に交換しています。
交換する先は、社労士や税理士、銀行・損保・生保の金融機関など。
そこから、新しい発想や、効率的なサービスを提供する仕組みを新たに生み出していく。
自社の知恵やノウハウを自社内に留めて置くのではなく、積極的に交換することにより、さらに磨きあげていくことが重要だとおもいます。