こんばんは。漢方薬剤師の住吉 忍です。
いつも、いいね!やメッセージ、読者登録もありがとうございます。
更新の励みになっています。
今日は、とってもお節介な記事を書いています。
いつも、いいね!を押してくださる読者の方のブログを訪問したら、
『抗核抗体の高値が異常受精の原因ならば、その抗体値を下げられれば、異常受精は減るんじゃないか?』
そう書かれていたんです。
そこで、お節介虫がうずき始めてしまいました。
頼まれてもいないのに。。。パソコン開いて書き始めちゃいました(^_^;)
実は、ご相談に来てくださる方にも、抗核抗体陽性の方は、わりといらっしゃいます。
ご存知の方も多いと思いますが、偽陽性になる確率も高い検査なので、健常の方でも160倍と出たりします。
*本当は40倍未満が正常です。(80倍未満の文献もあります。)
検査をするたびに、検査値の変動する事も多いです。
そして、抗核抗体陽性で、自然妊娠出産される方もとても多いので、それだけで不妊症の原因とは、言えないんですね。
抗核抗体陽性の場合は、さらに検査をしていくと、2割位、不育症の原因になる「抗リン脂質抗体症候群」が見つかったりします。
その為、気になる場合は、担当の先生に検査を相談して頂けるといいと思います。
また、抗核抗体陽性、しかも1280倍などの高値が、多核受精の原因になっているという報告もあります。
なので、あまりに高値の場合は「下げたい!」ですよね。
下げる方法でよく使われるのは、ステロイドです。
私は、ステロイドも正しい使い方をしたら、とても優秀なお薬だと思っています。
ただ、ステロイドの作用は免疫を抑える事です。
本当の抗核抗体陽性は、免疫がバランスを崩している状態です。
膠原病などになった場合は、免疫が暴走している状態です。
ステロイドで抑える事は可能ですが、必要な免疫も抑えてしまう事になります。
「免疫」は体を守る為に必要なものです。
その為、ステロイドを使うにしても、使い過ぎないようにして頂きたいと感じています。
漢方は、単独でも、免疫のバランスをとってくれます。
柴苓湯が有名ですが、柴胡剤と呼ばれる処方が幾つかあって、体質によっては、柴苓湯ではない柴胡剤が合う場合も多いです。
私のお客様でも、柴胡剤を服用して、抗核抗体が下がりましたとご報告下さる事もあります。
その中で、多いのは、ステロイドと併用するケースです。
漢方とステロイドを併用する事で、使うステロイドの量を減らす事が出来ます。
ただ、先生によって見解が異なる事ですが、不妊治療としてステロイドを使う事は、否定的な意見も多く、私も妊娠反応を抑えてしまうという事例を聞いています。
繰り返しになりますが、漢方では、体質に合った処方なら、免疫のバランスを整えられると考えます。
また、経済的な不安がある場合、漢方には、保険適用可能な処方があります。
適用がない物もありますが、保険が使える処方であれば、経済的な負担も少ないです。
処方される先生も多いですし、否定される先生もいます。
でも、もし興味があれば、相談してみる事も、お勧めです。
とってもお節介な記事ですが、少しでも、参考になる事があれば、とても嬉しいです。
妊娠しやすい体作りをお手伝いします。 漢方薬剤師 住吉 忍
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