薬の選び方が不適切な場合に、出ることがあります。


漢方薬は一人ひとりの体格および体質、症状、病気の種類および時期(かかりかけ、重いとき、治りかけなど)などに合わせて、個人差を重視した薬を選び分けています。 ですから、患者さんに合った薬が選べない場合には、好ましくない作用が出ることがあります。

このようなことを避けて適切な漢方薬を選ぶために、漢方の診察はていねいに時間をかけ、たくさんの質問をして、一人ひとりの情報を的確に把握する必要があります。時間のかかることもありますが、自分からも症状などを詳しく説明するようにしましょう。

生薬成分の中には、人によって好ましくない作用を示すものがあります。

たとえば、麻黄という生薬を含む漢方薬をのむと動悸や息切れが出たり、甘草という生薬を含む漢方薬をのむと、むくんだり、筋肉にうまく力が入らなかったりする患者さんがいます。

もしもこういう症状が出た場合は、速やかに医師や薬剤師に相談してください

それでは、好ましくない作用を出さないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか?

アレルギー体質の人は、よく説明してください。


小柴胡湯をのんで間質性肺炎が起こった例が話題になりましたが、これも過敏症、すなわちアレルギーが問題である、と考えられています。

医師や薬剤師は、患者さんのアレルギーについては十分な注意を払っていますが、わからないこともあります。アレルギー体質の人は、どんなものに対してアレルギーがあるか、どんな時に出るのかなどを、医師や薬剤師に詳しく話してください。このことは、漢方薬に限らず、すべての薬をもらうときに共通する問題です。

薬は指示どおりに、正しくのんでください。

患者さんの体質?症状などをもとに、漢方治療は行われています。そのためにはまず、薬を正しく指示どおりに、のみ続けることが大切です。

医師は患者さんが正しくのんでいることを前提に、経過観察をし、的確な判断を行っています。

のんでいくうちに出てきた症状などは、必ず報告してください。

漢方薬をのみ続けていくと、気になる症状、好ましくない作用、よくなったと感じることなどが、いろいろと出てくると思います。その場合は、遠慮なく速やかに、何でも医師や薬剤師に必ず報告してください。

ED(インポテンツ)の中でもとりわけ注意が必要なのは食生活です。ここではED(インポテンツ)と食生活の関係について考えてみたいと思います。

バランスが崩れた食生活を続けることは健康に甚大な被害を及ぼし、身体のみならず精神にも多くの危険を招く可能性があるのはよくご存知のことと思います。

それらを研究したサイトや書籍などは多数ございますので、そこで、ここではED(インポテンツ)と食生活に焦点をあてて説明させて頂きます。

東海大学教授のある研究によれば、日本の若年層はアメリカの同世代の人よりもなんとコレステロール値が高い!という結果も出ているようです。

私達日本人からすると、俄かには信じがたい話ですが、アメリカでは脂肪の摂り方が過剰であるため、脂肪の摂取を控え、代わりに穀物をしっかり摂ろう ということが強調されており、日本の若年層がジャンクフードに群がっている間に、アメリカの若年層が、健康管理を行ってきた結果だそうです。

では、ファーストフードに代表されるようなジャンクフードを食べ続けると、具体的にどういった問題が出てくるのでしょうか。前出の五島教授によれば、「食物繊維の不足」です。

食物繊維の不足は、便秘や腸の病気、大腸がん、関節症、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病の引き金になる可能性があり、特に糖尿病については、食物繊維と血糖値上昇との関連が高いことが指摘されています。

そして、糖尿病とED(インポテンツ)の関連が高いことは当サイトにおいても幾度か指摘してきました。

以上の様々な事例、研究結果からもお分かり頂けますように、私達日本人には食物繊維不足の食生活が浸透し、現在もそれが続いています。そしてそれに呼応するようにED(インポテンツ)患者も増加傾向にあります。

現代人の食生活とED(インポテンツ)の関連は根深く、中長期的に考えて、ED (インポテンツ)の根本的な克服?予防のためには食生活の見直しは十分価値のあることだ思います。