スッキリしない子どもの鼻づまりと漢方 | 富山発 現役薬剤師がお届けするやさしい漢方とハーブ

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冬になると、子どもの鼻水や鼻づまりが気になりませんか?

 

特になかなかスッキリしないのが鼻づまり。

 

子どもも、一生懸命に

(出ていない)鼻をすすったりして。

 

 

 

鼻づまりって、

鼻水が鼻腔につまっているイメージがあるかもしれませんが、

 

 

実は、鼻づまりは、

鼻の粘膜が腫れて鼻腔がせまくなっている状態。

 

その結果、空気の通りがわるくなって

鼻がつまってしまうんですね。

 

 

鼻水や鼻づまりで病院を受診すると、

ザイザルなどの抗ヒスタミン薬が処方されることが多いです。

 

ただ、眠たくなる、口が渇く

こういう副作用がでることもあります。

 

熱性けいれんの既往歴のあるお子さんには

注意が必要な薬もあります。

 

 

 

 

 

その点、漢方薬は眠たくなることもありません。

 

子どもでも安心して飲むことができます。

 

 

風邪のひきはじめ

アレルギー性の サラサラとした透明な鼻水には、

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)がファーストチョイスです。

 

 

でも、だんだんと黄色くなってきます。

 

鼻づまりや粘りのある黄色い鼻水には、

葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)、

これがファーストチョイスです。

 

 

文字通り、葛根湯に川キュウと辛夷を加えた漢方薬です。

 

 川きゅうは、血行をよくして、

痛みをおさえるはたらきがあります。

 (頭痛にもよいです。)

 

辛夷(しんい)は、鼻とおりをよくします。

 

 

飲み方にコツがあります。

 

それは、

<ひどくなってから飲むよりも、早めに飲む>

 

 

具体的にいうと、

 

鼻水の色が変わってきた時、

ちょっと鼻が詰まりだした、

こういう早めのタイミングで飲んだ方が効果的です。

 

 

症状がなかなか治らず長引くときは、

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方薬もよいです。

 

<チクナイン>という名前で販売されています。

(時々、テレビCMでも見かけますね。)

 

こちらの方が、鼻粘膜の腫れや炎症を抑えるはたらきは強いです。

 

 

 

 

さらに、漢方薬に加えてオススメなのが、

 精油(アロマ)です。

 

 

 

 

 

ユーカリ ラディアタやラベンサラといった精油は、

鼻水(膿)を外に出すのも助けてくれます。

 

もちろん、お子さんも一緒に使えます。

 

漢方薬を飲みながら使っても問題ありません。

 

 

我が家は、

葛根湯加川きゅう辛夷+アロマでケアしています。

 

 

漢方とハーブのメール講座のハーブキットで

鼻すっきりアロマもお届けします。


風邪だけでなく、花粉症の鼻づまりにもいいですよ。

 

到着までお楽しみにお待ちくださいね!

 

 

 

 

 

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