ノロウィルスなどの感染性胃腸炎の下痢嘔吐に使われる漢方薬 | 富山発 現役薬剤師がお届けするやさしい漢方とハーブ

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今年はいつもよりも

ノロウィルスなどの感染性胃腸炎が流行しているようです。

 

一年中いるノロウィルスですが、

気温が低くて、乾燥したところが大好き。

 

インフルエンザウィルスと好みは一緒なんですね。

 

なので、同じ冬の時期に流行ります。

 

しかも、感染力が強いのが困ったところ。

 

 

嘔吐や下痢が続いてつらい胃腸炎。

 

熱がでることもあります。

 

 

小児科を受診しても、

これという治療薬がありません。

 

ウィルスが原因の嘔吐や下痢は

悪いものを外に出すためのからだの防御反応。

 

下痢止めは使いません。

 

ビオフェルミンなどの整腸剤で 様子をみる

というのがほとんどです。

 

 

ノロウィルスなどの感染性胃腸炎のときにおすすめなのが、

五苓散(ごれいさん)という漢方薬。

 

五苓散はウィルスに効くのではなくって、

ウイルスが原因でおきた

からだの<水のバランスの崩れをととのえる>ことに効きます。

 

脱水状態をよくする感じです。

 

特に症状が出はじめのときに飲むとよいです。

 

嘔吐もしくは気持ち悪くて、しかも下痢みたいな緊急事態。

 

 

漢方薬ですが、驚くほどの即効性があります。

 

 

ちなみに、二日酔いにもよいので、

忘年会シーズンにあると便利です。

 

 

五苓散を胃腸炎や二日酔いなどの緊急時に飲む場合は、

体質を選ばずに飲むことができます。

 

 

 

意外と飲みやすい漢方薬の五苓散ですが、

やっぱり漢方薬はちょっと・・・というママさんは、

アロマのケアもおすすめです。

 

 

胃腸のケアにおすすめのアロマ(精油)は 、

ペパーミントやオレンジやレモンのかんきつ系です。

 

*お子さんに使うときは、

ペパーミントの精油は強すぎるので避けてくださいね。

 

 

 精油をオイルでうすめて、

おなかをやさしくマッサージしてあげてくださいね。

 

ママの手のぬくもりと香りの相乗効果が期待できますよ!

 

 

胃腸炎は自然に回復にむかっていきます。

 

でも、特に小さなお子さんのからだには負担になりますし、

見守るママもつらいですよね。

 

からだにやさしいケアで 、お手あてしてあげてくださいね。

 

 

 

 

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