中国政府はコロナウイルス対策に効果のあった漢方薬を発表しています。
中国語ではわからないと思って、今回がんばって日本語にしてみました。
専門的になるので、わかりにくいかと思いますが、
中国では、6万人に漢方薬が投与され、効果を出しているようです。
特に清肺排毒湯という漢方薬は、701例に対して使用、130例が全治退院、286例が改善、212例が進行が止まり、症状が安定しているとの結果がニュースに出ています(2/23)
,
中国の国家衛生健康委員会弁公庁は、毎日感染状況を更新し、また、治療のガイドラインを発表しています。随時更新され、現在第六版が最新です。
このガイドラインには、西洋医学的治療法、中医学的治療法、両方書かれていますが、ここでは、第六版の中医学的治療についてのみ、必要と思う部分を日本語にしてみました。
************************
新型コロナウイルス肺炎診療方案(ガイドライン)
試行第六版
【特徴】
(コロナウイルスは)紫外線と熱に敏感。56℃30分間で死ぬ。
潜伏期 1ー14日、多くは3ー7日
主な症状は
発熱、乾咳、倦怠感
少数の患者に、鼻詰まり、涙が鼻水になる、のど痛、筋肉痛、下痢等の症状が見られた。
軽症患者では 高熱ではない発熱、倦怠感、が見られる。肺炎は見られない。
重症患者は、一週間たつと呼吸困難、低酸素血症、が出現し、急速に進展して、急性呼吸窮迫症候群(ARDS) 、敗血症性ショック、代謝性アシドーシス、血液凝固障害、多臓器不全などが現れる。
【中医治療】
〈医学観察期〉
- 倦怠感、胃腸症状がある場合(腹痛、下痢など) : 藿香正気カプセル(丸、水、ドリンク)
- 倦怠感、発熱 : 金花清感顆粒、連花清温カプセル(顆粒)、疎風解毒カプセル(顆粒)
- 金花清感顆粒: 金銀花、石膏、麻黄、杏仁、黄芩、連翹、貝母、知母、牛蒡子、青蒿、薄荷、甘草
- 連花清温カプセル(顆粒): 連翹、金銀花、麻黄、杏仁、石膏、板藍根、貫衆、魚醒草、藿香、大黄、紅景天、薄荷、甘草
- 疎風解毒カプセル (顆粒): 虎杖、連翹、板藍根、柴胡、敗醤草、馬鞭草、芦根、甘草
〈臨床治療期〉
- 清肺排毒湯 (適用範囲: 軽症、通常、重症、重篤の患者に実情に合わせて使用する)
基本方剤: 麻黄、炙甘草、杏仁、石膏、桂枝、沢瀉、猪苓、白朮、茯苓、柴胡、黄芩、姜半夏、生姜、紫苑、冬花、射干、最新、山薬、期日、陳皮、藿香
2.:軽症
(1) 寒湿鬱肺
症状: 発熱、倦怠感、全身の痛み、咳、痰、息苦しい、食欲不振、吐き気、嘔吐、大便粘稠、舌質胖歯根または淡紅、苔白厚腐膩または白膩、脈濡または滑
推奨処方: 生麻黄、生石膏、杏仁、羗活、葶藶子、貫衆、地竜、徐長卿、藿香、佩蘭、蒼朮、雲苓、生白朮、焦三仙、厚朴、焦檳榔、煨草果、生姜
(2)湿熱藴肺
症状: 微熱あるいは熱は無い、微悪寒、倦怠感、頭や体が重い、筋肉痛、から咳、のど痛、口は乾くがあまり飲めない、 胸苦しい、胸のつかえ、吐き気、食欲不振、下痢、
舌淡紅、苔白厚膩または薄黄、脈滑数または濡
推奨処方 檳榔、草果、厚朴、知母、黄芩、柴胡、赤芍、連翹、青青蒿(後下)、蒼朮、大青葉、生甘草
3.通常型
(1)疫毒鬱肺症
症状: 発熱、咳、少しの痰、または黄色の痰、息苦しい、息切れ、お腹の張り、便秘、舌暗紅、胖、苔黄膩または黄燥、脈滑数または玄滑、
推奨処方: 蒼朮、陳皮、厚朴、かっ香、草果、生麻黄、羗活、生姜、檳榔
4.重症
(1)疫毒閉肺症
症状: 発熱面紅、咳、黄色い痰 または血の混じった痰、あえぎ呼吸、息切れ、口の乾燥、苦味、吐き気、食べられない、便、尿赤くて量が少ない。舌紅、苔黄膩、脈滑数
推奨処方
生麻黄、杏仁、石膏、甘草、藿香、厚朴、蒼朮、草果、法半夏、茯苓、生大黄、生黄耆、葶藶子、赤芍
これ以降は、さらに重篤や危篤の症状の場合の記述になるので割愛します。水牛角など特殊な生薬を使った煎じ薬や、生薬から作った注射液が使われています。また、回復期の推薦処方も載っています。関心のある方は原文にあたってください。
***********************



