鬱と摂食障害の繰り返しで -2ページ目

鬱と摂食障害の繰り返しで

知らないうちに心の病気になりました
少しでも吐きだすために書きます

東京に行った翔に新しい家族が出来た

弟も生まれて花音は羨ましかった
また寂しい気持ちになった

電話でしか話した事のない翔の弟は
花音の住んでいる田舎の子供とは違って
とても綺麗な標準語を話すし
声から素直な性格がにじみ出ていた

短気で荒っぽいしゃべり方の翔とは正反対だった

この時花音も翔も中学生になっていた

花音は友達も出来て
誰が好きだの 先生がむかつくだの
普通の女子中学生だった

翔は
いわゆる『不良』になり
短気な性格は行動となり『暴力』と共に生きていた
怪我をさせて少年院にも入った

二人は全く違う世界で成長していた
花音には今彼氏がいます。

暴力が大っ嫌いな彼氏です。

久しぶりに が来ました。

体調悪くて仕事を休んだそうです。

残業時間が80時間近いそうです。
仕事のしすぎです。

新しい部署に異動になってから毎日遅いみたいです。
心配です。

でも明日久しぶりに会えます
いっぱいいっぱい愛してあげるね

出会ってから5年経った時
翔の母親の都合で東京へ引っ越すことになった

私は唯一の友達を失った
また一人ぼっちになった

翔が引越して行ってから
3日目ぐらいの時
翔と同い年の子が花音を訪ねてきた

幼馴染の花音に翔が本当に引越して行ったのか
戻ってくる事はないのか聞いてきた
あまりにも突然の出来事で信じられなくなって
確かめに来た

小学校低学年の子が
上級生のクラスに来るなんて
とても勇気がいったことだろう
3日間悩んだ末に思い切って訪ねてきただろう

でも小学生の花音にはそんな事など
微塵も感じてなかった

その子は翔の事が好きだった
翔のクラスを訪ねる度に
いつも翔の回りをうろちょろしていた
好きな感情がある事は一目瞭然だった

翔もその子の事が好きだったかもしれない

腹が立った

今思えば花音も翔の事を弟とは違う感情を持っていたかもしれない

『何で花音に聞くわけ?』
冷たい態度で答えて教室の扉を閉めた

花音だって信じられないのに
隣に行ったら翔がまだいそうなのに
またいつものように喧嘩して
すぐ仲直りしたいのに

いつも隣にいた翔はもういない

二度と会えない

その時はそう思っていた-