クリスマスツリーを飾ってみたら、ツリーの下に小麦ちゃんが、ひっそりと。
小麦「・・・」
いつも、物陰にいる小麦ちゃん。近づくと逃げてしまう。チュールも猫じゃらしもダメ。家に来て4年くらいかなぁ。その前は麦ちゃんというお外にいた、若いお母さんネコに育てられ、兄弟の中唯一生き延びた小麦ちゃん。彼女の遺伝子の中に、「人間は恐ろしい」という呪いが刷り込まれている。小麦ちゃんの祖先が何代にも渡って受けてきた傷は、そう簡単に癒せるものではないよね。
でも、麦ママと小麦ちゃん達の事を気にかけて
こっそりかくまってくれた職員さんや、雨の日もゴハンをくれにきた人達や、菓子パンを分けてくれた子供がいた事も、きっと覚えてる。
小麦ちゃんが一歩前進できる「いつか」を、私達も信じて静かに待つだけです。


