A quiet cry...

A quiet cry...

涙がしとしと

年末調整をしようと思って、パソコンを開いた。

リモートデスクトップにログインして、社内メールを開いた。

年末調整のサイトのログイン情報とリンクが連携されていた。

URLをクリックして、文面に記載されていたログイン情報を入力したけれど、

いずれかが誤っているという理由でログインができなかった。

 

という感じで、結局年末調整の作業ができなかった。

 

休職をしている。はっきりとした原因はない。ないというのももはや過言かもしれないが、

おそらく機能不全家庭で育ったことが仇になったのだろうと思っている。

普通の人ならきっと動じることのない、上司の言動に、私はいちいち怯えていた。

不機嫌そうに振る舞う上司が纏う空気に威圧されていた。勝手に。

それがひどくストレスだった。

それに加えて、慣れない業務、行われないOJT。何もかもが不十分な環境だった。

 

だんだん、夜更かしをするようになった。そうすると、必然的に朝にスッキリ起きるのが難しくなっていった。

睡眠時間が5時間を切る日が増えた。疲労が溜まって、業務時間中に居眠りをして注意されることもあった。

そんな感じで疲れているにも関わらず、週末は友人と遊ぶ予定を詰め込んでいた。

体を休ませる日がなかった。3月は特にそうだった。

たぶん、そういうのが全部ダメージになっていて、年度が変わった直後に適応障害だと診断された。

適応障害ってなんなんだ。結局、明確な病名ではない、鬱?よくわかっていない。

けれど、主治医が休みなさいと言うので、大人しく従うほかなかった。

 

最初の頃はまだよかった。素直に親にも甘えられた。仕事に行かなくていいという開放感が心地よかった。

けれど、収入がないにも関わらず遊びに行くことはやめなかったから、お金がどんどん減っていった。

傷病手当が支給されても、普段の手取りの半分程度。クレカの支払いで全て飛んでいく月だってある。

流石に危機感を覚えて、10月から復職しようと試みた。

けれど、失敗した。風邪を引いたのをきっかけに、生活リズムがガタガタと音を立てて崩れ、収拾がつかなくなった。

また、朝に起きることができなくなった。

 

そんなこんなで、結局2025年は1月から3月までしか働かず、それ以外はずっとぐーたらしていた。

お金はない。積立にもがっつり手をつけたので、貯金もない。実家もお金が厳しいと言われた。

知らねえよ、と思った。親っていうのは、何があっても子供を守るものだろうと思った。

だから私は、知らないふりをして、毎月幾らかお金をせびっている。

知らないふりをしている、ふりをして。

本当は罪悪感でいっぱいだ。いくら毒親で恨めしいことが山ほどあるとはいえ、親だ。

特別仲が悪いわけでもない、他愛もないやりとりを毎日のように繰り広げられるほどの関係性の、親だ。

情というものもある。そう簡単に切り捨てられないし、雑には扱えない。

どうしたって今は、自分一人の力で立ち続けるのは困難だ。

 

積立に手をつけて、気がつけば証券口座の残高が数千円となってしまった。

ここで再び流石に危機感を覚えて、なるべくお金を使わない生活をしている、それが今。12月。

舞台やライブの当落などがあったり、前月のクレカの請求がとんでもねえ額だったりでひいこら言っていたけど

親の支援もあって、なんとか乗り切ることができそうでほっとしている。

今の所、今月のクレカ使用状況はここ数ヶ月の中ではかなり抑えられている。頑張った方だろう。

ライブ当たらなくて良かった、と思ってしまう。

グッズは買ったけど、1個だけ。自分にしてはよく我慢した方だと思う。

ていうかこういう状況で散財できるほどバカじゃない。バカじゃなくて良かったと思う。

借金とか、たとえばレイクとかアコムとか、そういうののお世話には絶対になりたくなかった。なりたくない。

だから乗り切るしかない。乗り越えるというか、乗り切るしか選択肢はない。

貧困ではあるけれど、なんだかんだ家でダラダラするのも悪くない。

今はインフルとかコロナが流行っている分、家にいる方がとにかく安全だろうし、出費も抑えられて一石二鳥。

 

生きるの疲れたなぁと思う日も少なくないけど、なんだかんだで生きている。生きる理由がある。

好きなアイドルがいる。好きな音楽がある。好きな景色がある。みたいものがある。行きたい場所がある。

ここで終わるわけにはいかない。

 

がんばりすぎずにがんばるどー