ドキュメンタリー映画
「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」より
この映画は怖そうなタイトルながら、
いかにアメリカ(日本に置き換えられる)と
実際に実行して数々の成功を収めている
欧州含め各国の現在を比べるという割と呑気な内容だったけれど、そこで気になった
学力が世界一になったフィンランドの教育体制。
70年代まではアメリカと同等だったフィンランドは
急に学力があがり、ついに世界一になった。
フィンランドの政策、それは「宿題をなくす」ということ。
もちろんそれだけでなく、
小学校の低学年の授業はたったの3時間から4時間。
それは「子どもの時間を大切にし、勉強だけでなく他のことも大切にする」
という、子どもの人権を守り、
本人の意思を尊重するという国の取り決め。
無理やりな勉強は、子どものやる気を削ぐという考えで、
点数をつけ、競争させるテストは無意味でありストレスであるという。
「学校は子どもたちが幸せに生きるために学ぶところ」だという
教師たちの言葉が印象的でした。
そして何よりもそれで結果が出ているという事実。
子どもたちが自分で考えて、自ら学ぼうとする心が育ち
それが何よりも大切だということを知る。
いやー本当に実践するべきじゃないのか?
と思わずにいられない。