昨日の日曜日、絶好の好天に恵まれて本来なら観光地や買い物に多くの人たちが出かけていただろう。
閑散とした風景が報道されていたが、一部では大変な賑わいもあったようだ。
友人からの連絡では軽井沢では大型スーパーにかなりの人が入っていたそうだし、江ノ島周辺は他県ナンバーの車が溢れていたという。
恐らく危機意識希薄な人たちが軽い気持ちで出歩いているんだろうし、家に籠もってばかりいられないと考えた人もいただろう。
しかし、対人対物の接触機会が増えれば増えるほど、感染させられる危険、感染させてしまう危険も増える。
イギリスでは乗客対応せざるを得ないバスの運転手がすでに20人も亡くなったという。
英ロンドンのバス運転手20人死亡、新型コロナの新たな防護措置導入へ
「父親がバスの運転手だったサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は、犠牲となった運転手らへの追悼を主導。また当局はバスの乗客が今後、運転手に近い前方のドアの使用するのを禁止すると発表した。
カーン氏はツイッター(Twitter)に「ロンドンのバスの運転手20人が#新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で命を失ったことに、胸が張り裂ける思いだ。私の父やその友人であることも大いにあり得た」と投稿。「われわれの交通機関の労働者はヒーローであり、われわれには彼らを守るためにできることは全てやらなければならない」と述べた。」 「AFP」
「その代わりにKCDCは、ウイルスの一種の再発、つまり再活性化の説に傾いているという。
専門家によると、再発は、ウイルスの一部がしばらく一種の休眠状態になっていることを意味している可能性がある。あるいは一部の患者が特定の条件や免疫の弱さを持っていて、目覚めるウイルスに影響を受けやすいことを意味する可能性があるという。
中国と米国の医師らによる最近の調査では、新型コロナウイルスがTリンパ球(T細胞)を損なう可能性が示唆された。T細胞は、体の免疫システムが感染症と闘う能力に中心的な役割を果たす細胞だ。
高麗大学薬学部のウイルス学研究者、Kim Jeong-ki氏は、こうした再発について、圧縮されたバネが一気に戻る動きに例える。「バネは押すと縮むが、手を放すと跳ね上がる」と説明した。
しかし、再感染ではなく再発であることが判明したとしても、それはそれで、ウイルス感染拡大を抑止する上では、新たな難問の合図になるかもしれない。
ワクチン開発の専門家で中央大学の教授でもあるSeol Dai-wu氏は「韓国の保健当局はまだ、ウイルスの再活性化した患者たちが、第3者にウイルスをばらまく事例を確認していないが、それが証明されれば由々しい問題になる」と述べた。」 「ニューズウィーク」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93178.php
このたたかい、容易じゃないぞ。