台風19号の甚大な被害状況に心が押しつぶされそうになる。
被害に遭われた方々、大変でしょうが頑張ってください。
ご近所でも崖崩れで全壊、半壊家屋が何軒か出ているようだし、町に降りるメイン道路は崖崩れで通行止め中。
山中の林道を迂回すれば何とか市街地に出られそうだが、半分陸の孤島状態だ。
我が家は直接的な家屋被害などはなかったが、地域が全面的に断水になって、情報では復旧に10日間程度かかりそうだという。
飲み水は給水車が来るし、自宅にも緊急用の水は確保してあるので何とかなるだろうが、トイレの水問題は深刻な事態だ。
取りあえずお風呂に満杯の水を蓄えておいたが、どの程度持つものか。
おつきあいしている92歳で車いす単身生活をしている国立大学元教授のことが心配だったので、伺ったところやはりトイレ用の水は確保されていなかった。風呂水も空にしてしまっていた。
何とかトイレ用の水を持ち込んであげようと思う。
さあ耐乏生活の本格化、負けてなんかいられない。
そんな中で信じられない究極の差別問題が台東区で発生した。
ホームレスの人たちの緊急避難所への入所を区が拒否したという。
命を守るべき地方自治体が、ホームレスなんか人間じゃないとばかりに暴風吹き荒れる町中に追放した。
こんな事を平然とやってのける連中は、人間失格だ。
「全国各地に甚大な被害をもたらした台風第19号。東京都内でも各地に避難所や自主避難施設が開設され、多くの人が避難した。そんななか、台東区では「ホームレス」と呼ばれる路上で生活する人々が、避難所での受け入れを拒否される事例があった。
10月12日午後、強まる雨を受けて、路上生活者支援などを行う団体「あじいる」は、上野駅周辺の野宿者らにタオルと非常食、避難所の地図を配った。同団体の中村光男さんはこう話す。
「かなり雨も強まってきて、テレビやラジオでは不要不急の外出を控えるよう頻繁に呼び掛けている。路上で過ごしている人の様子が心配でした」
中村さんらは台東区立忍岡小学校で職員が避難所開設準備を進めていることを確認し、路上生活者のもとを回ったという。しかし、非常食や地図を配り終えようかというところで、「住民票がないから避難を断られた」という路上生活者の男性に出会った。
災害対策本部に問い合わせたところ、「路上生活者は避難所を利用できないことを対策本部で決定している」との返答だったという。中村さんらは、再度、路上生活者のもとを回って事情を説明し、謝罪した。
「なかには、私たちから地図をもらって避難所へ行ったけれど、断られたという人もいました。ぐしょぬれになりながら避難所へ行って断られ、また戻ってきた人たちもいます。私たちや行政に嫌みを言うこともなく、諦めているような様子でした」 「アエラ.コム」より
全文は下記から。
https://dot.asahi.com/aera/2019101300012.html?page=2
今回のスーパー台風について、米国の科学者の分析を在米ジャーナリストの飯塚真紀子がレポートしていた。
何でこんなに急速に巨大化したのか、そして勢力を維持したまま上陸したのか。
又繰り返される危険性が大だ。
スーパー台風19号が発生したワケ「強大なストームはもっと強大化し、もっと頻繁に起きる」米気象学者
急速に発達してスーパー台風に
「台風19号で、特に注目されたのは、台風が急速に勢力を拡大したことだ。台風19号は、18時間で、最大瞬間風速が秒速27メートルから67メートルへと40メートルも急速に強まった。
コロラド州立大学の気象学者フィリップ・クロズバック氏もこの速さに驚き、こうツイートしている。
「ハギビス(台風19号)は、最大瞬間風速が18時間で40メートルも強まり、熱帯低気圧からスーパー台風になった。北太平洋西部で、18時間でここまで急速に発達した熱帯低気圧は、18時間で風速が40メートル強まった1996年の台風イェーツ以来だ」
最大瞬間風速が24時間で約15.6メートル強まった時、熱帯低気圧は急速に発達したと公式には判断されているというから、18時間で40メートルも強まったのは確かに速い。」
全文は下記から。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20191013-00146620/
個人的には、地球温暖化の主要要因がCO2だという説には少々懐疑的だが、地球が温暖化傾向にあることは事実だし、そのことによって様々な自然災害が増えているも事実だろう。