八ヶ岳 硫黄岳/天狗岳山行 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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今夏は台風が相次いで襲来したり、長雨が続いたりで夏山に行く機会が少なかった。

予定が空いていた先日2日間、夏沢鉱泉泊まりで硫黄岳と天狗岳に登ってきた。

夏沢鉱泉は前を通過したことは何度かあったが、宿泊は初めて。

風呂に入れるという点に引かれて予約した。最近の山小屋は設備も食事も昔にくらべると一段と改善されているが、ここも良かった。鉄分の多いお風呂は身体を温めてくれるし、食事は温泉旅館並み。イノシシ肉の鍋まで付いてきて、残った分は翌日の朝食時におじやにしたいと言ったら残しておいてくれて、朝食が進んだ。水が豊富なので水洗トイレで洗面も使い放題。

尾根筋の天水たのみの小屋とは真逆だ。個室で悠々と寝られたのも良かった。

 

硫黄岳は爆裂火口跡が凄いので有名だが、山頂部は平坦で広く、濃霧や降雪時は何処にいるのか分からなくなる。

昔厳冬期に登頂して激しい吹雪の中で難渋したことがあったが、今回は晴天。素晴らしい眺望だった。

 

 

左から赤岳・中岳そして雲に隠れている阿弥陀岳

 

 

横岳方面。尖った岩は大同心。赤岳は雲の中。

 

翌日は夏沢鉱泉から登り返してオーレン小屋から箕冠山に向かう。

森林限界を超えるとコマクサの群落で有名な根石岳に向かう平坦地に出る。

昔厳冬期に赤岳から縦走していて暴風雪に巻き込まれ、新人が歩行不能になってしまい、根石小屋に避難しようとしたが、小屋が厚い氷で覆われていてドアを開けられず、箕冠山の林の中でビバークした想い出の地だ。

 

 

右手が根石岳小屋、その上方が箕冠山。左手奥が硫黄岳、その奥が赤岳・中岳・阿弥陀岳。そして遠方に南アルプスが見える。

 

反対側にはこれから登る東天狗岳・西天狗岳。

 

 

東天狗への登り。

 

西天狗への登り。

 

両日とも約2万歩の歩行だった。

当初佐久側の本沢温泉泊まりを予定していたが、登山道が先の台風で崩壊して通行不可になっていた。夏沢峠方面も登山道が崩壊状況で危険の表示があった。

夏沢鉱泉からオーレン小屋への登山道もあちこち大岩が転がっていて、小屋の人たちが賢明に補修工事をしていた。

自然の猛威は凄い。