連続小説「オスカラン夫人」第2話 | 活発なニューテラダ21

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「私達…」

マフォはスマホの画面を三度スワイプしてから言った。

「……そろそろ禁区かしら?」

鳥の鳴き声が朝を知らせた。

「行かないと、」

私は立ち上がってシャツに腕をとおしながら言った。

「それでだ。今の質問には答えが72通りあるんだな。」

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