『目を閉じる』
目を閉じると大切な記憶がリアルによみがえり、永遠になくならないものであることを知ります。
〈リツコ〉
アキの最後のテープを聞くシーンですが、
この場面を思い出していると思われます。
「アキ姉ちゃんが愛した彼に渡したかった。」
ので、このあと、アキのテープを届ける続きが始まります。
〈サク〉
「いまさあ、アキに会ったんだよ」
「思い出じゃねえよ」
「ここに来るとアキがまだいるような気がするんだよ」
〈アキ〉
最後のテープを録音するシーンです。
この辺、映像と音声がぐちゃぐちゃになっててかなりわかりづらいです。
「忘れられるのが怖い」不安な気持ちのまま最後のメッセージを終え、
目を閉じると
記憶はなくならない→サクも私のことを忘れない
ということを確信し、それまでの内容とはちがう方向のメッセージを語り始めます。
・目を閉じる前
「10月28日。どうしてかなあ。眠れないの。明日が来るのが怖くて眠れないの。
私もうすぐ死ぬと思う。
あのね、私たち、もう会わないほうがいいと思うの。
あなたと過ごした永遠の何分の一かの時間が私の生涯の宝物です。
あなたがいてくれて幸せだった。
いいよね。
私たちは今日でお別れ。
あなたが大人になって、結婚して、仕事をして、未来を生き続けることを想像しながら
今夜は眠ります。」
#3-2に続きます。