本書は日常生活の様々な場面や社会の出来事を入り口に1テーマ1章で構成されています。
ハ・ジウォン主演「チェオクの剣」の台詞から「共感」、
ごった返す人々の波に向かって声を張り上げる商人の言葉から「反応」、
百貨店店員のぞんざいな言葉で購買意欲をなくしたエピソードから「表現」、
オバマ・アメリカ前大統領の演説から「沈黙」、
実際に聞くことはできないはずのイ・スンシン将軍からは「傾聴」…など。
言葉の「選択」によってもたらされた結果がどうなったのか、
時にはどんな効果を得、時にはどんな失敗をしたのか、
そして言葉の持つ意味と力について記しています。
その内容は新聞評や映画や小池龍之介の著書や論語や孫子まで飛び出して、
よく言えば幅広く、悪く言えばやりたい放題で、少々無理があるのでは?とも思うのですが、
著者は至極まじめに「言葉は心だ…」と章ごとに繰り返しています。
「言」という漢字は「二回」考えて、ゆっくりと「口に出す」という解釈には、
およよ!と思いましたが、言いたいことはわからないでもありません…。
そう。言いたいことは、結構わかるのです。
意外に身に染みます。
古今東西の事例を取り上げているのは、言語は違えど言葉と人の関係は 普遍的であるから。
意思疎通の難しさやもどかしさは、人の共通の悩みだから。
言葉はたった一言で、人を生かすも殺すもできてしまうものだから。
少々くどいところがありますし、前述の引用部分も適切かどうかはわかりませんが、
言葉と人の間で起きる事象に丁寧に向き合って、ひとつひとつ投げかけてくる内容で、
読者としては、では自分はどうなのかと問うてみずにはいられなくなります。
韓国語を学習された方なら、必ず習うこのフレーズ
가는 말이 고와야 오는 말이 곱다
(行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい)
この本を読んで、久しぶりに思い出して噛み締めたのでした。
良い言葉をすぐ実践できるなら どんなにいいんだろ‥.(笑)
チャンミン、この本を読んだ感想なのかな?
言葉の選択って、難しいもんね。
何気なく会話していても
自分はそんなつもりがなくても
時には人を傷つけることもある・・・
時には、人を喜ばせることもある。
できるだけ、悪い言葉を使わないように
時々、毒吐くから気をつけよ(笑)
チャンミン
ずっと、本を読むようにしてるって話してたけど
勉強熱心だよね。
カムバで忙しくても
本を読む時間を作ってるんだろうなぁー
私は・・・(>_<;)
ダラダラした生活しないで
私もチャンミン見習って頑張らなきゃ(๑•̀ •́)و✧