精神科の社会的入院について | かんみろぐ

かんみろぐ

ファミコン世代の現役高校生という謎の属性を持つちょっぴりヲタクな
UMA甘味堂という人物のどたばた日常記録という名前の日記。
+ポタリング記録とさいたま市某区の空記録がメイン?

1年前のFacebookのノートから。(2012/7/12著)

そして今季の国会で成立されたとも言われる「家族の意見なしで精神疾患患者を入院させれる。」これは社会的に新たな長期入院患者(New long stay)を産み出し、そしてまた社会的入院患者(Old long stay)は自然に減少する。という循環を許したのだ。

以下「精神科の社会的入院についてのメモ」
http://d.hatena.ne.jp/nijuusannmiri/20080318/1205773245
より色々と考察していこうと思う。
元記事はざっくり略しているがこういう事を指摘している。

1. 昔と今の精神科医療について行政は精神障害者の収容を主とする精神科医療を推進してきた。欧米からの圧力(人権問題についてや、医療関係の産業の市場開放 など)による影響もある。そのため、(海外と比較して多いとされる)病床数の大幅な削減を求められている。行政の本音は「財政難から医療費を抑制したい」 故に、社会的入院と言われる患者の地域生活への移行については、十分な予算が付いていないのが現状である。一方で、マスコミや世論からは、(特に犯罪を犯 す恐れのあるとされる精神障害者に対する)収容の期待もある。

特に私はここが突き刺さった。
私は「いじめ」「児童性犯罪被害」「虐待」の3セットで解離性障害という精神疾患の1つであるものを発症している。被害者となった人間の方が「加害者」とされた人よりも危険という認識を私は感じた。

精神疾患であると言う事…で。

3. なぜ社会復帰に予算が少ないのか?病床の削減が最優先の目標となっている。戦後の政策から収容されてきた社会的入院患者(Old long stay)は自然に減少する(※)新たな長期入院患者(New long stay)を減らせば目標を達せられるという見通しである。そのため、社会復帰のための予算が増えることはない。
(※)早い話が、患者が高齢化しているので、死亡していくことで「自然に」減少するだろう、というひどい話。

私が児童問題にベクトルを突っ込んできたのも、自分が児童期に「いじめ「児童性犯罪」「虐待」すべての被害者としての必要なケアを全くされずに、大人になってから精神障碍者というタグをつけられ生きる事となったからにすぎない。
しかもその結果「解離性障害」の中でも一番重篤な「解離性同一性障害」という厄介な自己防衛の結果の病を抱え込んでしまった。

何故加害者の社会復帰が進み、被害者の社会復帰が立ち遅れ、ほったらかされた被害者達が救われないのだろうか?

解離性同一性障害(wikipediaより)

DIDの患者は人格の交代を隠しており、つじつまの合わない言動に対して言い訳を用意している。

そしてその人格の交代が小心で臆病な人格から攻撃的で自己主張の強い人格に変わった場合には、人格交代に気がつかない限り、その極端な変貌はBPDに見えてしまいDIDには気づかれずに誤診されることが多い。

BPDへの医師の接し方は淡々と接して「良い人」「悪いやつ」に巻き込まれないこととされる。
しかしDIDの場合は相手の反応にとても敏感でありその心を読むことに長けている。

長けすぎていて医師のため息ひとつで見捨てられたと絶望し、心を閉じてしまうことすらある。
DIDであることに気づかず、BPDとして扱うと治療はおぼつかない。