土曜日に、デジタルメディア研究所
ワークショップに参加しました。
主に電子出版を主なテーマにして、
デジ研代表の橘川幸夫さんと、
滑川海彦さんが話をされました。

橘川さんは、「ロッキング・オン」の創刊メンバーで、
読者投稿誌「ポンプ」を創刊され、
その後も様々なメディアを開発されてきた方です。

私も昔「ポンプ」の読者で、
その後も橘川さんの著書をよく読んでいました。

縁があって自分史活用推進協議会の名誉顧問にもなっていただきましたが、
お会いするのは今回が2回めで、
きちんとお話を聞くのは初めてでしたが、
興味深い話題がポンポン出てきて面白かったです。

電子出版ではないですが、
橘川さんが関わっているという
スポーツ教室の事業をしている会社の話が特に印象に残りました。

毎年、新卒を30名募集して、
スポーツで実績を残した人を採用。

採用者を地元に戻らせて、
子供向けのスポーツ教室を始めさせ、
会社は会員を100名集める支援をして、
月会費を6000円取れば、売上げが月60万になるので
十分やっていける。

教える時間は1日1時間程度で、
残りの時間は地域貢献させるとのこと。

このやり方で、どんどん事業を大きくしていって
現在は社員が340人、会員が2万5000人、
売上げは二十数億円あるそうです。

ポイントは、100人のファンコミュニティを作れれば
事業は十分成り立つということ。

以前、孫泰蔵さんのソーシャルメディアに関する講演を聞いたときにも
創作者は1000人の忠実なファンがいれば
やっていけるという話がありましたが、
それに通じるものがありますね。

デジタル革命などによって、いろいろな経費が劇的に下がったことで
マスを相手にしなくても、きっちりマイクロコミュニティを作れれば
十分食べていけるということです。

自分の好きなことを仕事にするためのポイントは
このへんにあるのだろうなと思います。

希望の仕事術/橘川 幸夫


暇つぶしの時代-さよなら競争社会/橘川 幸夫