『知の現場』を読みました。

知的生産の技術研究会の編集による本で、
アルファブロガーの小飼弾さん、
公認会計士でベストセラー作家の山田真哉さん、
『頭がいい人、悪い人の話し方』の樋口裕一さん、
ライフハック関連の著書で有名な小山龍一さんなど、
知的な分野で活躍されている
21人の方たちのインタビューをまとめたものです。

それぞれ、知的生産のやり方については、
独自の考えやノウハウを持ってらっしゃって、
バラエティに富んでいて面白かったですが、
ある程度共通するものはあるなと感じました。

それは、本のタイトルにも表れていますが
「現場が大事」ということです。

ネットなどで簡単に情報を得られる時代だからこそ、
現場に出て行って、実際に人に会ったり、
本物を見たり、経験したりすることが大切ということですね。

特に「人に会う」ことが重要というところは
共通しているようでした。

21人の中で特に印象に残っているのは
「Webook of the Day」という老舗書評メルマガで有名な
現在はロサンゼルスに駐留されている松山真之助さんの話。

松山さんは、
ソフィアバンク代表の田坂広志さんと
アントレプレナーセンター代表の福島正伸さんの二人から、
・すべてのことは意味があり価値がある
・人はどんな仕事についていても、誰かの、
そして世の中の役に立てることがある
・その思いや夢はあきらめない限り、必ず実現できる
・そしてどこかに応援してくれる人がいる
ということを学んで、糧にしているとのこと。

実際に、ご自分でMOSO力(妄想力)を発揮して、
王ジャパンがWBCで優勝したときに、
多くの人からの寄せ書きを集めて贈ったり、
仲間を集めて100冊倶楽部を組織して、
みんなの書評を集めて本を出版し、
収益をベトナムの幼稚園を支援する団体に寄付したり、
ロサンゼルスで企業から協賛金を募って
消防士のカレンダーをつくったりなど、
いろいろな活動をされています。

一般人でも、手をつなぎ、善意をつなぎ、
汗を流す楽しみをつなぐと、
意外に大きな、素晴らしいことができるということを
ご自分で証明されているのが素晴らしいですね。

私も何度か松山さんにお会いしたことがありますが、
ぜひ見習いたいと思っています。

知の現場/知的生産の技術研究会



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